2月23日、バーチャルキャスト社の運営・提供するVRプラットフォーム「バーチャルキャスト」の大型アップデートに関する発表放送が実施されました。
テレポート移動などの機能アップデートのほか、配信内で発表された新アップデート情報として「VCI(バーチャルキャスト・インタラクティブ)」が発表。こちらはバーチャルキャスト内に3Dのインタラクティブな自作アイテムを持ち込める機能・フォーマットとなります。
あわせて、先日発表された3Dアバター・3Dデータを投稿できるプラットフォーム「THE SEED ONLINE」のα版がオープンが発表。VCIをバーチャルキャストに入れるには、THE SEED ONLINEのアカウントを登録しアップロードを行い、そしてバーチャルキャストとTHE SEED ONLINEの連携を行います。
さらに、バーチャルキャスト内でLuaでのプログラミング・デバッグしての制作を行うことも可能となります。複雑なVCIを作りたい場合などは本機能を利用できます。配信内では実際に自作アイテムをVRに出現させる流れを披露しました。
バーチャルキャストCTOのMIRO氏によるVR内プログラミング
バーチャルキャストCVOのみゅみゅ氏によるブログ記事にて、バックギャモンや椅子、ワイングラス、卓球など運営が制作したVCIの公開も行われました。
THE SEED ONLINEに関しては、今後のバーチャルキャスト以外の外部アプリ連携予定も発表。インフィニットループ社の「Vタビ(連携対応中)」やラーメン屋体験VRゲーム「カウンターファイト(今後連携予定)」などに連携し、好きなアバターをゲーム・アプリ内に登場させることが出来ます。また、個人製作したアプリケーションも連携可能とのこと(現時点では個別に契約が必要)。
また「公開スタジオ機能」も紹介。これまでバーチャルキャスト上のVRスタジオは、オンライン上での公開状態を保つことができず、利用のたびにゼロから作成する必要がありましたが、「公開スタジオ機能」は、一度作成したVRスタジオの状態を保つことが可能なほか、ユーザーへ向けて常時公開が可能に。
これにより、例えば運営が「VCI」で作成したビリヤード台、卓球台などのオリジナルアイテムを設定したVR空間を公開することで、現実空間と同じようなオンライン上の公共スタジオをユーザーが自由に利用することができるようになります。
加えて、これらの公開スタジオ同士を繋げる「Vリンク」も同時に提供を開始。お気に入りユーザーの部屋や、共通テーマのスタジオなど、オンライン上に公開されているVRスタジオへ簡単に接続・往来ができるようになりました。一般利用ユーザーへの「公開スタジオ機能」と「Vリンク」の提供開始は今春を予定。
配信ではそのほか今後の予定紹介や質問回答なども。詳細は下記の配信アーカイブで確認できます。