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テック 2015.09.22

腕に巻くだけ!東大発ベンチャーH2L「触感型ゲームコントローラ UnlimitedHand」を発表。2016年3月の出荷を目指す

9月22日、東大発のベンチャー、H2L株式会社は、腕に巻くだけで直感的にゲームを操作でき、ゲーム内の触感も得られる新技術が搭載された「触感型ゲームコントローラUnlimitedHand」を発表し、Kickstarterを通して先行予約を行っているところです。

Kickstarterのページはこちら
UnlimitedHand: Touch and Feel the Game World

UnlimitedHandは、ゲーム内の衝撃を感じたりキャラクターを触ったりできる触感型ゲームコントローラーを謳っています。公開されているトレーラーでは、小鳥がVR内で手の上に乗ると、腕が沈み込む様子などを見て取ることができます。仕組みとしては、腕に巻いた装置に内蔵されたモーションセンサと筋変位センサにより、ユーザの手の動きをゲームに入力できるとのこと。装置に内蔵された機能的電気刺激により、ユーザの手の筋肉を収縮させてユーザに擬似的な触感を与えます。

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Kickstarterの期間は、11月21日まで、目標は2万ドル(約240万円)としており、先行予約品の提供価格は、188ドルから248ドルとなっています。

H2Lでは、ゲーム関連企業、ゲーム開発者や一般のゲームユーザ向けにUnlimitedHandを提供していく予定とのこと。今後、VRやARのコンテンツやゲームタイトルとの連携などへと発展させていくとしており、既にUnityやArduinoなどとの連携が明らかになっています。

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ゲーム内に実際の手の動きを反映させたり、その触感をフィードバックとして実際に触っているかのように体験するコントローラーの開発は、グローブ型のものなどこれまでも多く開発されてきました。Oculus Rift専用コントローラーOculus Touchは、来年夏以降に市場投入される見通しです。UnlimitedHandは先行して2016年3月の出荷を目指しています。

体験はまだできていませんが、公表されている機能で比較をする限り、手の動きやフィードバックという点でより直感的な操作が可能なのはUnlimitedHandでしょう。一方、ゲーム内では、移動など手を動かすだけでないその他の操作も必要となります。ボタンやアナログスティックが搭載されているOculus Touchはいわゆるゲームコントローラーとしての機能も併せ持っており、ゲーム内での操作性の幅はOculus Touchの方が広そうです。

UnlimitedHandで可能になる動作の例。ゲームだけでなく様々な分野での応用可能性を秘めています。
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新たに登場したコントローラーUnlimitedHand。その真価は実際に体験してみないと分かりません。サウンフランシスコで22日、23日の2日間開催されるウェブメディアTechCrnchのイベントにて開発チームが製品発表、そして会場では体験ができるとのこと。日本でも早く実際に体験してみたいところですね。

unlimitedhandの公式サイトはこちら

※Kickstarterでback(寄付)を行う際は、説明を読みリスクを承知した上で自己責任で行ってください。

(参考)
東大発ベンチャーH2L「触感型ゲームコントローラ UnlimitedHand」をKickstarterにて発表
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000006831.html


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