ユニティ・テクノロジーズは、先日改定したUnityライセンスのうち、有料の「Unity Plus」と「Unity Pro」で契約項目の一部修正したことを発表しました。
改定した内容に対し、ユーザーから批判の声が集まったため変更を行ったとのこと。
Unity PlusとUnity Proの契約を修正
「Unity Plus」の主な変更点は下記の3点です。
・売上げ制限が100,000ドルから200,000ドルに
・年一括払いと月々支払いの価格を同じ月額35ドルに(12ヶ月契約から)。
・スプラッシュスクリーンの表示を選択可
「Unity Pro」については、Unity 5.xの永続ライセンスを持つユーザー向けに、「Unity Pro」を月額75ドルで提供することを明らかにしました(※移行期間中の12ヶ月間のみ適用。移行期間が過ぎると通常価格の125ドルに。Unity 4.xの永続ライセンスを持つユーザーの移行期間は24ヶ月間)。
こちらは最大5シートまで。年間の売上げが200,000ドル以下の方は、「Unity Plus」(月額35ドル・12ヶ月間契約)を選択することも可能です。
なおサブスクリション型の「Unity Pro」を24ヶ月間以上連続で契約したユーザーには、契約停止時でのバージョンを、ユーザーが永続ライセンスとして保持することができることも発表されました。
この永続ライセンスはパッチリリースを次の3バージョンまで利用可能で、もし深刻なバグが発生した際は、追加でパッチを配布するとのことです。
なおUnityには、今回内容が変更された有料ライセンスのほかに無料の「Unity Personal」があります。
Unity Personal
無料
10万米ドルの収益上限
すべてのプラットフォーム
Unityスプラッシュスクリーン(カスタマイズ可能)
Personal 相当のサービス
Unity Plus
月35ドル、12ヶ月以上の契約期間
20万米ドルの収益上限
すべてのプラットフォーム
Unityスプラッシュスクリーン(カスタマイズ可能・On/Off可能)
ダークエディタースキン
Plus 相当のサービス
Unity Pro
月125ドル、12ヶ月以上の契約期間
収益上限なし
すべてのプラットフォーム
Unityスプラッシュスクリーン(カスタマイズ可能・On/Off可能)
ダークエディタースキン
Pro相当のサービス
Pay to Own
ライセンスの移行や各ライセンスの詳細等についてはUnity公式ブログに掲載されています。
(関連記事)
Unity、新たなライセンスを発表。常に最新版のサブスクリプション形式へ
(参考)
プロダクトと価格の発展について – Unity 公式Blog
http://blogs.unity3d.com/jp/2016/06/16/evolution-of-our-products-and-pricing/