UnityやUnreal Engine 4などのゲームエンジンはVRの開発をサポートする上で重要な役割を果たしているため、最新の開発状況を把握することは重要です。
Unityは現在、MicrosoftのMRデバイス「HoloLens」への対応(Microsoft Holographicのサポート)を含むバージョン5.5を配信しています。Unity5.6のβ版をリリースし、GoogleのVRヘッドマウントディスプレイGoogle Daydreamをサポートが加わりました。
Unity5.6のβ版では、複数の新機能がテスト段階として含まれていますが、特にVRの場合、主にGoogleが提供するプラットフォームDaydreamとCardboardのネイティブサポートに重点を置いています。 UnityはDaydream SDKを統合することで、VRに最適化された非同期リプロジェクションとVRパフォーマンスモードを活用できるようになります。
Unity 5.6に関するブログ投稿にはこう書かれています。
「今年6月にGoogle I / OでリリースされたUnity用Google VR SDKと比べて、より合理化されたワークフロー、大幅な最適化、待ち時間の短縮が実現するようになりました。 開始するには、プレハブ、スクリプト、マニュアルマニフェストの変更は必要ありません。VRモードを有効にし、Daydreamをターゲットプラットフォームとして追加するだけです。
また、VRモードの切り替えを簡単にして、アプリケーションをGoogle VRの視聴者に簡単に配布できるようになりました。また、Daydreamだけでなく、ネイティブサポートでGoogle Cardboardを対象にしたアプリケーションを作成することもできます。 Cardboardを対象とするアプリケーションは最新でない古いデバイスでも使用できるため、多くのユーザーにアプローチできます。 現時点では、CardboardのサポートはAndroid専用で、iOS Cardboardのサポートも開始される予定です」
他の機能も数ヶ月にわたって実装され、2017年3月にフルリリースを目指すとのこと。Unity 5.6はUnity5系列の最後のバージョンで、以降は新しいナンバリングが導入されます。 新しいUnityは、2017年4月にβ版をリリースする予定で、Unityのサブスクリプションプランに加入しているユーザは、利用可能になり次第アクセスできるとのことです。
(参考)
Native Google Daydream Support Available in Unity 5.6 Beta
※Mogura VR は、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。