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テック 2016.11.06

Unity、360度スクショを可能にする「Ansel」などをサポートへ

11月1日から3日にかけて、米国ロサンゼルスにてUnityのデベロッパ―向けイベント「Unity LA」が開催されました。そこでUnityがNvidiaと提携し、VRWorksAnselを含むGameWorksをサポートに追加することを発表しました。

VRWorks

UnityがGameWorksをサポート。開発者の利便性の向上をはかる

「VRWorks」とはVRコンテンツ開発者向け支援ライブラリであり、ゲーム開発向け支援ライブラリGameWorksの一部です。今回選ばれた開発者には、VRWorksをサポートしたNvidia版のユニティエンジンへのアーリーアクセス権が付与されます。このビルドにはNvidia VRWorksの従来の特徴であるVR SLI、マルチレスシェーディング、レンズマッチシェーディング、シングルパス・ステレオなども含まれます。

アーリーアクセス権の申し込みは以下から行うことができます。
https://developer.nvidia.com/nvidia-vrworks-and-unity

ゲーム内の360度スクリーンショットを撮影する「Ansel」

また同じくUnityのサポートに追加された「Ansel」は、ゲーム内のスクリーンショットを360立体画像としてキャプチャーできるカメラシステムです。Nvidiaによると、AnselをUnityに対応させるプラグインは、11月第2週にUnityアセットストアに追加されるとのこと。

Ansel

ゲーム内の360度画像撮影を可能にする「Ansel」システム。

これらがUnityのサポートに追加されることで、開発者がVRWorksとGameWorksをゲームに取り入れることが容易となり、開発の利便性向上や開発サイクルの短縮につながります。

Cloudhead GamesのプロデューサーであるTed Carefoot氏は、「VRコンテンツを最適化することは、常に大きな課題です。そのため我々はVRWorksでNVIDIAと働けることに非常に興奮しています。マルチレスシェーディングやレンズマッチシェーディングなどの機能は、美しくインタラクティブな没入型VRワールドの制作には欠かせないツールです」のように述べています。

(参考)
NVIDIA and Unity Partner to Bring VRWorks, Ansel to Developers(英語)
https://blogs.nvidia.com/blog/2016/11/01/nvidia-unity-vrworks-ansel/


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