【体験レポ】Unite2016で展示されていたUnity製の様々なVRコンテンツを一挙紹介

4月4日と5日、ヒルトン東京お台場でUnite 2016 Tokyo(以下、Unite)が開催されました。UniteはゲームエンジンUnityの公式カンファレンスイベントです。期間中、初心者からプロの開発者まで幅広い内容の講演会やワークショップが開催されました。

また、会場ではUnityを活用したVR体験ブースが出展されていました。今回の記事はその体験レポートになります。

無線VRストリーミングソリューション On Air VR

On Air VRは、韓国のClickedが提供するソリューションサービスです。PCからGear VRに装着したスマートフォンにWi-Fiでデータを転送、頭の動き等を更にPCに送り、やりとりをすることで、VRコンテンツをより高画質で見ることができます。Gear VRの課題である処理能力に取り組んでいる技術です。PCで体験する高品質なVRをGear VRで体験できることにまず驚かされます。

Unite 2016 Tokyo

展示で体験できたコンテンツは4つで、そのうち3DCGで作られたものは以下の3つです。
・寺院の中にある仏像を見学するもの
・雪山にかかった吊り橋を渡るもの
・ラボのような施設を動き回り銃で撃ったりするもの

そして実写360°全天球動画は、彼女と公園でデートしている中、ジョギング中に靴紐を直している女性に目をむけた結果ふられてしまうというもの。

PCを介しているのでWi-Fiの転送速度の影響で遅延が気になりそうなものですが、開発を行ったClickedの独自技術により、「認識としては遅延を感じない」仕組みになっています。頭を左右に振ると目の端に黒い枠がゆらゆらしているのが見えるくらいでした。

映像が綺麗なのと同時にUniteの展示ではマルチプレイにも対応。同じ空間に2人がいて、お互いに視認できました。

「セツナセイバー」

Unite 2016 Tokyo

株式会社桜花一門が開発中のVRタイトル。Oculus Rift DK2を被るとプレイヤーは黒い人形のようなゾンビが沢山いる街にいます。ゲームパッドを使うのですが、最大の特徴は時間を止められるということ。時間を止めた状態でサイコキネシスのように建物の柱を抜いたり、屋上から降ってきた車を持ち上げたりして運命を変えていくというもの。ドミノ倒しのように、同時にゾンビを倒していくのが爽快です。

三人称視点ですが独特なのは移動方法。自分のキャラクターの左右にあるアイコンを見てゲームパッドのトリガーをひくと、自分が旋回して方向が変わるというもの。慣れるまでは動かしづらいですが、非常に酔いにくい操作方法となっています。

「Mixed Reality」

PTCが提供。その名の通りスマホをはめるタイプの簡易HMDで、Mixed Realityを体験できるというもの。カメラ越しにARマーカーを覗くと目の前にバイクが出現します。バイクの周りを歩いて回ってあらゆる角度から眺められます。上から俯瞰して見ることも、近づいて細部まで見ることもできます。タップボタンがついているタイプのHMDで、ボタンを押すと部品がばらばらに、部品に目を向けると部品が大きくなって名称がでます。もう一度ボタンを押すと部品が集まり、元のAR空間のバイクに戻ります。

Unite 2016 Tokyo

Unite 2016 Tokyo

Unite 2016 Tokyo

MRのデバイスは様々なものがありますが、スマートフォンのVRデバイスで体験できるのが印象的。

「モノビットエンジン」

Unite 2016 Tokyo

Unite 2016 Tokyo

株式会社モノビットが開発したVRゲームの技術デモ。 Oculus Rift CV1を被ると教室の中央にいます。ユニティちゃんが登場し見つめるとゲーム開始です。ユニティちゃんは教壇から黒板消しや机を本格的なフォームで投げつけてきます。座った状態で頭を動かして避けますが、ユニティちゃんがにこにこしながら机を投げつけてくるので、やや悲しい気分になります。

「Sofdec2 for VR」

Unite 2016 Tokyo

Unite 2016 Tokyo

株式会社CRI・ミドルウェアの提供するミドルウェアの展示。実写のVR映像にCGを組み合わせ、さらに処理を軽量化できるというもの。展示では、実写360度全天球動画にCGのキャラクターが組合わさった映像が見られました。Gear VR、Oculus Rift DK2の両対応です。頭を左右に動かしても特にカクつくこともなく綺麗でした。DK2で見ると特に街中の映像が綺麗なため、現実の中にドラゴンが泳いでいるように見え不思議な雰囲気でした。

「ガンナーオブドラグーン」

個人開発者の野生の男(@yasei_no_otoko)が開発しているアトラクション型VRゲーム。

台座のような椅子に座ってHMDを被るとドラゴンの背に乗っており、ドラゴンの動きに合わせて椅子が動きます。内容としては、空飛ぶドラゴンに乗って敵ドラゴンを撃ち落としていきます。筆者はこれまでも何回かこの展示を体験していますが、今回から使用するデバイスがHTC Viveになり、以前より画質が上がり綺麗に。そしてコントローラーも変わりました。空を高速で飛んでいるドラゴンの背は文字通り揺れるため、銃の軌道が少し前方にずれるので当てるのが難しいですが、面白さがさらに増していました。

今回のUniteの展示は、UnityがOculus、HTC Vive、Gear VR、スマホVRなど対応ハードが幅広いことが分かるラインナップとなっていました。

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