Home » VR教育に力を入れているノースカロライナ州立芸術大学、11.5億円の個人寄付を受け取る


活用事例 2016.12.14

VR教育に力を入れているノースカロライナ州立芸術大学、11.5億円の個人寄付を受け取る

VRの発達と成長を継続するためには、世界中の大学で新たな才能を育成する必要があります。シェフィールド大学やマッコーリー大学などの施設では、VRのカリキュラムを追加したり、既存の研究室を改良しています。また、20以上の機関と提携しているCrytekの教育プログラム「VR First Initiative」があります。

最近では、ノースカロライナ州立芸術大学(UNCSA)は、匿名の寄付で1,000万ドル(約11.5億円)の寄付を受け取り、その資金をパフォーマンス・イノベーション研究所の充実に充てるとしています。この規模の寄付が個人から行われたのは同大学史上初とのこと。UNCSAは、VR教育に力を入れているとしてOculus NextGen inauguralプログラムに選出された11の大学の1つです。

今回の援助により、パフォーマンス・イノベーション研究所におけるゲームとVRに関するプログラムの拡充やUNCSAのデザイン・プロダクションスクールのアニマトロニクスプログラムの卒業生を支援します。

新しいプログラムでは、パフォーマンス・イノベーション研究所の有するデジタルデザイン、ゲーム、アニメーション、特殊効果などエンターテイメントのために2015年にオープンした3,000平米近い広さの施設を最大限に活用します。この施設を強化し、技術に投資し、カリキュラムを拡大し、文化を形作り、企業と提携することによって、学生のための新しいキャリアパスを開発することができるとしています。

UNCSAは、パフォーマンス・イノベーション研究所が、ディズニー、シルク・ド・ソレイユ、Oculus、AMD、ドリームワークス、ユニバーサル・スタジオなどとの関係を構築し、世界の映画業界やアーティストに直接的かつ即座に影響を与えるインキュベーターとしての地位を強化していくことを目指す、としています。

UNCSAのLindsay Bierman氏は、「同研究所はLindsay Bierman、アニマトロニクスとゲーム/VRという2つのエキサイティングな分野で、高度なカリキュラムと業界の専門家を結びつける取り組みをサポートします。 芸術と娯楽の学習の良い場としてのUNCSAの立ち位置を確固たるものにするでしょう。」と述べています。

(参考)

UNCSA to Establish Institute for Performance Innovation with $10 million Donation
http://www.vrfocus.com/2016/12/uncsa-to-establish-institute-for-performance-innovation-with-10-million-donation/

※MoguraVRはVR Focusのパートナーメディアです


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード