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活用事例 2017.09.29

マインドフルネスにVR 米スタートアップ、4.5億円を資金調達

ロサンゼルスに拠点を置くソフトウェア開発企業、TRIPPは400万ドル(約4億5,000万円)の資金を調達しました。TRIPPは現在マインドフルネス用のVRアプリを開発しています。瞑想をベースとした「マインドフルネス」は特に欧米で注目を集めていますが、同分野にVRの活用が見込めるとして、開発資金を調達しました。

シリーズAとなる今回の資金調達はベンチャーキャピタルのMayfieldの主導によって行われました。

VRマインドフルネス体験を開発中

TRIPPは現在、マインドフルネス用のVRアプリを開発中です。。このアプリを使ってユーザーの集中力の向上や落ち着き、メンタルヘルスに効果をもたらす、としています。

同社のウェブサイトによると、アプリの開発チームは数十年にわたってゲーム開発を行なった実績を持っており、この開発経験と近年研究が進んでいるマインドフルネス分野とVRを融合することを目指しています。

また、同社のプレスリリースによると、このマインドフルネスVR体験は従来のガイド付きの瞑想プログラムとは異なり、ユーザーがより深く没入できるVR環境を提供するとのことです。

TRIPPのCEO兼共同設立者のニーナ・リーヴス氏は「VRを通して、映像と音を駆使し、コンテンツ中のインタラクティブ性によってユーザーに落ち着きをもたらしたり、様々な感情や雰囲気を体験できる。日々の多忙な生活から一旦距離をとって、個人的で感覚的な体験を楽しんでほしい」と語っています。

本アプリの詳細やリリース予定に関しては現在のところ不明ですが、TRIPPは今後の予定として先ずVRアプリを開発し、将来的にはMR(複合現実)を用いたアプリ開発を目標にしています。「没入環境をもたらすすべてのデバイスで動作するアプリを開発したい」とのこと、各種プラットフォームへの対応を目指すと考えられます。

(参考)
Road to VR / TRIPP Raises $4 Million to Develop ‘Mood Altering’ VR Experiences(英語)
https://www.roadtovr.com/tripp-raises-4-million-develop-mood-altering-vr-experiences/

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