【体験レポ】としまえん、VRホラー×鉄道で生まれ変わったライド『怨霊廃線VR』

としまえん」にある長年親しまれてきたアトラクション「ミステリーゾーン」がVR技術により期間限定で新たなお化け屋敷となってリニューアルしています。

冬休みから春休みにかけて、ライド型のお化け屋敷『怨霊廃線VR』が開催されています。開催期間は2017年12月22日から2018年4月9日です。提供は、株式会社ダズル西武鉄道株式会社株式会社豊島園の3社共同です。

悪霊に襲われながら路線点検

『怨霊廃線VR』は鉄道係員になって、悪霊の住処となった廃線を点検するというアトラクションです。夜の闇の中、ヘッドライトの明かりを頼りにゆがんだ線路の点検報告をします。異常を見つけて報告することでポイントが加算されます。線路の点検をしながら悪霊も襲ってくるというドキドキの内容です。

スタートは恐竜の化石が印象的な入口から2人乗り用のライドに乗り出発します。洞窟のようにコースの先が暗く見えないことで不安が募ります。ヘッドマウントディスプレイを装着して出発です。

夜の森の中、ヘッドライトの光に照らされゆがんだ線路が伸びているのが見えます。周囲に頭を巡らすと鬱蒼とした木々の生えた暗い山の中、外の寒さ以上にひんやりしています。

レールにゆがみがあると異常検知の文字が表示されると共にブザーが鳴るので、手元の操作盤を5秒程見つめると赤くターゲットが回転しポイントが追加されます。ゴールするとポイントをいくつ獲得したかでランクが出ます。

2人乗りでもVR内は1人、友人と一緒に乗った後はお互いのランクや何を見たか話し合うのも楽しみの一つ。

ゴトゴトと揺れるトロッコのような点検車両の振動は、実際にコースを進んでいるライドの振動です。座席から感じる振動も、曲がり角で感じる体の傾きも山の中の壊れた線路の上を走っているような気分にさせます。

ヘッドライトの光は小さく、頭を振らないと周囲はよく見えません。光の中にいきなり鹿が現れるのは序の口、曲がり角を曲がった瞬間にゾンビのような人影が点検車両のそばをすり抜けて行ったり、振り返ると突然、鼻が触れそうな程近くに人が立っていることなどが続く中、線路の歪みを探します。


元々ホラーアトラクションである施設の中を目隠しした状態で通っているのかと思うと、VR内の怖さだけでなく、今この瞬間現実ではどんなところなのだろうかと1人で乗っていると心細さから怖い想像が膨らみます。

ゴールに到着すると意外に短く感じますが、最後まで気が抜けないアトラクションになっています。


本アトラクションは110cm以上であれば13歳未満でも体験可能なため、子供が体験しても大丈夫なように、ホラーでは定番の音を大きくして驚かせるような演出は控え目になっています。13歳未満の子供には専用の単眼スコープが用意されています。

https://www.youtube.com/watch?v=xKz-nHMCx5w

既存のアトラクションがVRで変わる

遊園地などでは常に来場者を楽しませる工夫が必要です。新なアトラクションを作るには工事などが必要になりますが、VRを使えば既存のアトラクションを利用して新たな体験を作れます。

乗り物に乗っている体験をするVRでは臨場感を高めるために振動が重要となりますが、既存のアトラクションならば、そのまま乗り物に乗った振動が臨場感を高める装置となります。

長年親しまれているアトラクションを壊して新しいアトラクションに変えることは、費用が掛かるだけでなく子供の頃から遊んできた人にとっては寂しく感じるものです。VRを使うことでアトラクションそのものを変えることなく新な体験を作れれば、期間限定で季節に合わせたり、アニメや映画等、キャラクターとコラボすることも可能になります。今まで体験したことが無かった人には行ってみたいと思わせることができ、長年のファンにとってはいつでも戻せることが安心につながります。

既存のコースを使うため、スタートしてからどのタイミングでどの位の角度で曲がるかを正確にVRでも再現するための調整を苦労しているとのこと。タイミングが少しでもずれると体感とVR内の動きがずれ、臨場感が損なわれるだけでなく酔いも発生しやすくなります。

エンターテイメント×教育×VR

VRは実際に体験したように感じられるため、記憶に残りやすく教育コンテンツとの相性がよくコンテンツが増えてきています。

鉄道職業の体験要素が入ることで、ライドタイプにVRを絡めた体験もホラーVRもすでにある中で一風変わったアトラクションになっています。

アトラクション概要

名称

怨霊廃線VR

場所

としまえん ミステリーゾーン

期間

2017年12月22日(金)~2018年4月9日(月)

金額

500円
※「木馬の会」会員 および「のりもの1日券」購入者は 300円

(アトラクション前のチケット券売機で販売しています。券売機は現金のみ利用可※1万円・5千円は両替が必要です)
※別途、入園料が必要です

利用制限

身長110cm以上(13歳以上推奨)※13歳未満は専用の単眼スコープでの体験となります。

公式サイトhttp://www.toshimaen.co.jp/
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この記事を書いた人

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