凸版印刷株式会社は、VR空間上で重要文化財である「風神雷神図屛風」と「夏秋草図屛風」の質感を忠実に再現した作品を、2018年1月4日より東京国立博物館東洋館内にある「TNM & TOPPANミュージアムシアター」にて上映します。
上映されるVR作品『風神雷神図のウラ-夏秋草図に秘めた想い-』は、尾形光琳筆の重要文化財『風神雷神図屛風』とその裏に描かれた酒井抱一筆の重要文化財『夏秋草図屛風』のオモテとウラの関係性に隠された秘密を探るものとなっています。
凸版印刷は、文化財特有の質感の光沢や表面の凹凸、色調など、照明環境や観察方向によって見え方が異なる素材の質感を記録するデジタルアーカイブ技術を開発しています。これにより、困難とされてきた文化財特有の質感をVR上でより忠実に再現することが可能になったとのことです。
上映施設について
「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトとして掲げ、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化します。
VR作品『風神雷神図のウラ -夏秋草図に秘めた想い-』の概要
場所 |
TNM & TOPPAN ミュージアムシアター |
期間 |
2018年1月4日(木)~4月22日(日) |
時間 |
水木金:12:00、13:00、14:00、15:00、16:00 |
料金 |
高校生以上:500円 ※大学生以上は博物館入館チケットが別途必要。 |
(参考)
凸版印刷株式会社 ニュースリリース
http://www.toppan.co.jp/news/2018/01/newsrelease180105.html