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トレーニング・研修 2017.07.24

東洋ビジネスエンジニアリング、視線追跡機能付きVRHMDを利用した「VR学習システム」提供開始

東洋ビジネスエンジニアリング株式会社は、視線追跡機能付きVRヘッドマウントディスプレイと360度カメラを使ったVR学習システム「mcframe MOTION VR-learning」(MOTION VR-learning)を2017年7月25日から提供を開始します。

MOTION VR-learningは、設備の稼働状況や計器のチェックといった固定ポイントでの確認作業を学習するためのシステムです。学習者は、熟練技術者のノウハウが詰め込まれた教材を再生、演習、確認しながら学習を進めることができます。教育担当者は、学習者の視線の動きを、その順番や所要時間の情報をもとに熟練技術者の手本と比較することにより、学習成果を評価することが可能となっています。

VRシステムの教材は、仮想空間の元となる情報を作成するための360度カメラと、映し出すためヘッドマウントディスプレイを使って、ユーザー自身が作成できます。本システムの活用シーンは、「工場、発電所、建設現場」での点検作業や、「航空機、鉄道」での安全確認、「医療、災害救助」での適切な判断などが想定されているとのこと。

MOTION VR-learningの利用環境は、本システムがインストールされたPCと、ヘッドマウントディスプレイが必要(教材作成時は360度カメラも必要)であり、1インストールは100万円から。

教材作成、学習の手順は以下のとおりです。

教材作成の手順方法

1.学習場面を決める

学習すべき確認作業場所を360度カメラで撮影。システムが撮影した静止画像から仮想空間を自動生成します。

見るポイントを決める

作成された仮想空間の中でヘッドマウントディスプレイを装着した熟練技術者が実作業と同じ動作を行いながら確認ポイントを設定していきます。

指導コメントを決める

各ポイントでの確認方法、注意点、確認手順などに関する指導コメントを必要に応じて追加することにより教材作成は完了です。

学習の手順

学習場面ごとに学習

学習者は熟練技術者の視線の動きをPC画面上で学びます。

テストの実施

ヘッドマウントディスプレイを装着して仮想空間に入り、複数のポイントをたどりながら学んだ視線の動きを実践して復習します。指導コメントを隠した演習により、習得状況をテストすることができます。

学習成果を評価

学習者が演習したときに記録された確認作業の順番や、所要時間などのデータをもとにして学習成果の評価が可能です。

(参考)
プレスリリース


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