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テック 2015.02.25

3月、NVIDIAが独自のVRヘッドマウントディスプレイ「Titan VR」を発表か

PCのグラフィックボードなどを製造・販売している半導体メーカーのNVIDIAが、3月第1週にサンフランシスコで開催されるゲーム開発者向けのカンファレンスGDCで、VR関係の発表を行う可能性が高まっています。その中には、独自のVRデバイス「Titan VR」に関する発表も含まれるかもしれません。

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NVIDIAは、主にPCのグラフィック処理を行うグラフィックスプロセッサを製造しているメーカーでコンシューマー向けのGeForceシリーズ等で有名です。グラフィックが美しいPCゲームや映像の再生に適した高性能な製品も多く製造しています。

 

Oculus Riftの登場により、VRのコンテンツを体験するために従来の3Dグラフィックスの2倍以上の描画処理量と速度が求められるようになりました。高性能なグラフィックプロセッサーの必要性が高まっています。そうした状況を受けてNVIDIAは昨年、VRのコンテンツをより高速に処理し、快適に体験するため、グラフィックプロセッサに組み込む新機能「VR Direct」を発表しています。

 

NVIDIAは、今回のGDCで「VR Direct」についての講演を行うほか、3日夜には会場そばで特別イベント「Made to Game」を主催します。このイベントでは、「5年以上もかけて準備してきた」「ゲーミングの未来を再定義することになる」発表を行うとして、参加者の予約を受け付けています。

 

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告知のページはこちら(英語)

http://www.nvidia.com/content/M2G/made-to-game.html

 

イギリスのVR専門メディアVRFocusは、複数筋から得た情報として、「NVIDIAは独自に開発している「Titan VR」と呼ばれるVRデバイスの発表の準備を進めている」と報じています。

 

NVIDIAは、最近ではプロセッサーを搭載したハードウェアの開発も行っており、昨年には高い描画処理を備えたゲームを楽しむ機能に特化したタブレットPC「SHIELD tablet」を発売しました。独自のVRデイバスを開発していても不思議ではありません。前述のVRfocusの報道によればSHIELDのチームがVRデバイスの開発に関わっているとのことです。

 

GDCでは各社のVRデバイスに関する発表が相次ぐ模様です。昨日は、ゲームプラットフォームSteamを運営するValve社が新たなVRデバイスを発表することが明らかになったばかりです。

 

SteamがVRシステム「SteamVR」のデモをGDCでお披露目すると発表

 

MoguraVRでは、今回のGDCや現地の関連イベントに参加し、発表の内容をいち早くお伝えする予定です。

 

Written by すんくぼ

 


参考

NVIDIA TO REVEAL NEW VR HMD AT GDC 2015 – VRfocus(英語)

http://vrfocus.com/archives/11915/nvidia-reveal-new-vr-hmd-gdc-2015/

 

MADE TO GAME – NVIDIA(英語)

http://www.nvidia.com/content/M2G/made-to-game.html

 

NVIDIA、パフォーマンス、グラフィックス、効率のすべてに ブレークスルーをもたらす Maxwell GPUアーキテクチャの実力を披露 -NVIDIA

http://www.nvidia.co.jp/object/nvidia-unvieils-maxwell-geforce-gtx-980-970-09192014-jp.html


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