VRミュージックプラットフォームの企業「TheWaveVR」が世界初のソーシャルミュージックプラットフォーム『The Wave』制作のため、シードラウンドの資金調達によってKPCB EdgeやRothenberg Venturesなど複数の企業から250万ドル(約2億5千万円)を獲得したことを明らかにしました。
世界初のソーシャルミュージックプラットフォーム
『The Wave』はVR内でミュージックライブ体験ができるシステムとして2016年のGDCにて発表されました。DJがHTC Viveを装着してVR内で音楽をミックスすることができるだけでなく、不特定多数の人が観客としてライブに参加し、Google CradboardやSteam VRなどのモバイルVRデバイス通してその様子を観ることが可能。
またアーティストらは、会場を本物そっくりのナイトクラブから宇宙へ変えたり、現実では想像できない独創的な照明を創造したりと観客を取り巻く環境を完全にカスタマイズすることもできます。KPCB Edge共同創立者のAnjney Midha氏はThe Waveに関して次のように述べています。
「The Waveはミュージシャン達に今までにない力を与え、現実にはあり得ない演出を観客に提供してくれる。将来の音楽産業を変えてしまうであろうこのプラットフォームにパートナーとして協力出来て、とても興奮しているよ。」
https://www.youtube.com/watch?v=GOtURMK0UYQ
ロサンゼルスでTheWaveVRによるレイヴも開催
8月の5から6日にかけ、TheWaveVRはロサンゼルスのVRLAカンファレンスにてSkullcandy社やPhaseSpace社と協力し、実際にVRHMDやヘッドホンを用いたVRライブイベントを開催しました。イベントの詳細に関しては公式Facebookページより確認することができます。
VRLA: https://www.facebook.com/virtualrealityla/
また時期は不明ですがベータテストも予定しているとのこと。ベータのローンチに関しては公式ホームページでアナウンスされます。次世代のライブ体験に興味のある方は定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。
(参考)
TheWaveVR プレスリリース