AMDは、インド最大級の映画『Baahubali』を題材にしたVR体験『The Sword of Baahubali』を発表しました。
中世の王国を舞台にしたVR体験
『バーフバリ 伝説誕生』(原題:『Baahubali: The Beginning』)は、2015年にインドで公開され国内最大の興行収入を獲得した伝記的映画です。
2017年4月には日本でも上映が開始し、また完結編となる第二部『Baahubali 2: The Conclusion』が4月28日にインドで公開されました。
その公開に合わせて、本作のVR体験である『The Sword of Baahubali』がニューヨークのトライベッカ映画祭にて初公開。映画の舞台である中世の王国に入り、馬に乗って戦い、バーフバリとインタラクティブに関わることもできる約10分間の体験になっています。
体験者は映画に登場しない人物として、「バーフバリの剣」を探し出して王国を勝利に導く戦いへと飛び込んでいきます。
インド映画初の本格的VR
『The Sword of Baahubali』は監督のS.S.Rajamouli氏、映画を手がけるArka MediaworksとAMD・Radeon Technologies Groupの協力で制作されました。
映画では撮影のセットとして、200エーカー(約0.8平方km、東京ドーム約17.3個分)に渡って古代の王国を建築したとのこと。AMDのRaja Koduri氏は、これらをすべてVRに収めるため、ゲームエンジン上で再作成したと語っています。
『バーフバリ』はインド国内では最大級の映画の一つであり、『Baahubali 2: The Conclusion』のトレイラーもYouTube上で5,000万回以上再生されるなど、国内外から広く注目を集めています。
本作はインド映画としては初の本格的なVR体験でもあり、より多くの人がVRに触れるきっかけとなることが期待できます。
『The Sword of Baahubali』は近日リリース予定です。
(参考)
UploadVR / AMD Debuts a VR Experience Around Big India Movie Release(英語)
https://uploadvr.com/amd-debuts-vr-experience-around-big-india-movie-release/