2020年現在、YouTubeで活動を行っているVtuberの収益化(※広告やスーパーチャット、メンバーシップなどの各機能)が剥奪されるケースが多発し、ファンが不安視する声が相次いでいます。
この問題について、海外の有名なYouTuberが懸念を表明する動画を投稿。海外で大きな注目を集めています。
同じような“構成”が問題?
TheQuartering氏は登録者数約66万人(2020年1月現在)のYouTuber。これまでも数々の“物申す系”動画を制作しており、もっとも再生された動画の再生数は約400万回に達しています。
今回TheQuartering氏は、主に「ホロライブプロダクション(ホロライブ)」の現状に触れるかたちで経緯を説明。自身も過去に動画が複製コンテンツ扱いされ、収益化が剥奪された経験があることや、YouTubeの“再利用されたコンテンツ”規約などに触れつつ、約12分の解説を行いました。
同氏は推論として、YouTubeの監視を行っているAIが、VTuberチャンネルの特性(同じ背景やオーバーレイ、アバターが多くの動画に存在、BGMも同一)を“再利用コンテンツ”として認識し、剥奪を行っている可能性があると主張。同サイトAIの精度(収益化関連)には自身の経験上、問題があるように感じていると説明し、現在の状況では、(キズナアイのような)登録者数が100万人を超えている大型チャンネルでも、即座に収益化が剥奪される可能性があると語りました。
YouTubeも確認を明言
この動画が公開された後、YouTubeの公式Twitterアカウントが、TheQuarteringのTwitterに対してツイート。本件について確認を行うと明言しました。YouTubeの詳細な動向は不明ですが、近々動きがあるかもしれません。
Thank You @TeamYouTube Looks like they are looking in to it friends! 🙂 https://t.co/IPz8uzbpjQ
— TheQuartering (@TheQuartering) January 29, 2020
2020年1月現在、国内のVtuberコミュニティでは、収益化の剥奪はVTuber本人が投稿(配信)した動画のハイライトをまとめた、いわゆる切り抜き動画がオリジナルと認定されてしまい、VTuber側が“偽物”と判断されている(可能性が高い)といった意見も見られています。
現時点では、この推測と今回のTheQuartering氏の見解、どちらが正しいのかは不明ですが、今後の展開に注目していきたいところです。
(参考)YouTube