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活用事例 2016.01.04

VRでの衝撃や風を感じる。プロセッサ搭載スーツ型デバイス「Teslasuit」がKickstarter準備中

イギリスのスタートアップ企業「Tesla Studios」は、現在、EMS(電気刺激によって筋肉を収縮させる技術)を用いた、体感できるワイヤレスのスーツ型デバイス「Teslasuit」を開発しています。

同社によると、弾丸の衝撃や冷たい風など様々なシチュエーションを体感できるとのこと。

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最新のプロトタイプでは、肌に触れる感覚をEMS(Electro Muscular Stimulation、電気刺激による運動)で再現するなど、圧力に関するシミュレーションが公開されています。最近では、英国の著名人サラ・コックスが、同デバイスを体験する模様がテレビドキュメンタリーの1シーンとして放送されました。

image02このように、画面の向こう側の人物が抱きしめる動作を行う事で、サラ・コックス(黒いスーツを着用している女性)が、その感覚を体験しています。

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EMSによる圧力のシミューションに限らず、気候など温度も再現できるとのこと。
制御ユニットはベルト型のデバイスとなっており、同社の開発する「Tesla OS」が稼動。腕、足など各部位の感覚モジュール最大52個を制御する仕組みとなっています。モーションキャプチャーにも対応しており、VRから現実へのフィードバックに限らず、現実からVRへの入力デバイスとしての活用も期待できます。

制御ユニットの主なスペックは以下の通りです。(公式サイトより抜粋)
・クアッドコア1GHZ CPU
・1GB RAM
・VRヘッドマウントディスプレイ 対応
・10000mAh バッテリー
・感覚モジュール
・モーションキャプチャーモジュール

th_image01制御ユニット(ベルト)

この、「Teslasuit」。2016年1月1日より、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にてプロジェクトを開始との報道がありましたが、1月4日現在まだ開始されていません。しています。

(参考)
‘Teslasuit’ is a Tactile Skin that Lets You Feel VR, Kickstarter Jan 1st(英語)
http://www.roadtovr.com/teslasuit-is-a-tactile-skin-that-lets-you-feel-vr-kickstarter-jan-1st/

※米Road to VRとMogura VRはパートナーシップメディアです。


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