テンセント、VR開発も手がける英ゲーム会社に約25億円を投資

VRにも対応したスペースコンバット・シミュレーションゲーム『Elite Dangerous』で知られるイギリスのゲームデベロッパーのFrontier Developmentsは、中国の大手インターネット企業テンセントから、1,770万ポンド(約25.7億円)の資金調達を完了しました。テンセントは自社内でVR関連製品を開発しているとの噂はありますが、製品等は発表していない中、コンテンツ制作スタジオ、スタートアップへの投資を行っています。

テンセントは、中国市場にソーシャルネットワーキング、電子商取引やオンラインビデオゲームなどサービスを提供しています。今回の投資により、Frontierの9%の株式を獲得しました。

中国を切り口にアジア市場へ進出

Frontier Developmentsは1994年1月に設立された、イギリスのケンブリッジに拠点を置くビデオゲーム開発会社です。

2014年に、宇宙空間を舞台にする『Elite:Dangerous』を含むEliteシリーズを制作し、大人気になりました。現在、HTC Vive、Oculus Riftに対応できるVR版がSteamにて配信されています(2017年7月時点、日本語はサポートされていません)。

Frontierによると、今回調達した資金は、主に既存の現金準備金を増やすための投資活動や、ケンブリッジに本拠を置くスタジオの成長と人材育成に投入するとのことです。また、将来に中国をはじめとするアジア市場への進出も検討しているとのこと。

FrontierのCEOであるDavid Braben氏は、「テンセントは、中国のオンラインゲーム業界のマーケットリーダーであり、プレミアムPCゲーム配信プラットフォームの「WeGame」を運営している」と、声明で述べています。

「テンセントによる今回の戦略的投資は、我々の事業開拓を促進し、中国市場への進出を加速するのに役立つだろう。テンセントは、すぐに世界最大のエンターテイメント市場となる中国における強力なパートナーだ」と、Braben氏がさらに語りました。

宇宙探索ゲーム開発の数十年経験

テンセントのチーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO)であるJames Mitchell氏は、今回の投資活動を行う理由として、Frontierの「スケーラビリティの高いゲームエンジン技術、数十年の開発経験、そしてますます洗練されたライブオペレーション」を挙げました。彼はまた、宇宙探索を含むゲームに対する中国内の関心が高まっていることを指摘しました。これは、FrontierのIPカタログに著しい特徴があります。

「Frontier Developments」公式サイト
https://www.frontier.co.uk

(参考)
腾讯投资VR游戏公司Frontier1770万英镑,获9%股份
http://www.7tin.cn/news/94553.html

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この記事を書いた人

  • 日本で留学している中国人。AI、VRなど最新技術に関心を感じながらIT企業を目指して就活中の文系生。中国のVR事情を世の中に広げたい。韓国語も勉強中。

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