世界初Tango対応ARデバイス「Phab2 Pro」開封の儀

11月、グーグルが展開する新たな2つのプラットフォーム向けにそれぞれスマートフォンが発売となりました。そのプラットフォームのうち、1つはAR、そしてもう1つはVRです。空間認識を行う“真の”AR機能Tangoに対応したAndroidスマートフォン「Phab 2 Pro」がLenovoより発売されました。一方、高品質なスマホVRを実現する新プラットフォームDaydream向けには、自社ブランドで2つのスマートフォンPixel、Pixel XLを発売(製造はHTC)。

いずれも、記事執筆時点では国内未発売となっています。

今回、Mogura VR編集部ではTango搭載スマホ「Phab 2 Pro」を入手、開封の様子をお伝えしながらその特徴を紹介していきます。

Tangoとは

そもそもグーグルのTangoとは何でしょうか。詳しくは、Mogura VRでも解説していますが、カメラ以外に赤外線カメラなどを使って深度情報(奥行きに関する情報)を抽出し、空間をマッピングする技術です。スマートフォンをかざすだけで現実空間を画面の中にマッピングすることができ、現実の情報を読み込みます。それだけでなく、応用すると、「VRモードで使用中に、ポジショントラッキングが可能」になるなど可能性を秘めた技術とされています。

https://www.youtube.com/watch?v=iHN4c7FYXYs

世界初のTango搭載スマホPhab 2 Pro

このTangoが搭載され、一般発売される初のデバイスがLenovoの「Phab 2 Pro」です。価格は499ドル(約5.5万円)。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=31&v;=BjlPbqgBSuc

スペック

Lenovo Phab 2 Proの主な仕様

機種名 Lenovo Phab 2 Pro(ZA1F0050JP/ZA1F0060JP)
メーカー Lenovo
OS Android 6.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 652/1.8GHz 8コア
メインメモリ 4GB
内蔵ストレージ         64GB
外部メモリ microSD
ディスプレイ 約6.4型 WQHD IPS液晶
解像度 1440×2560ピクセル
バッテリー容量 4050mAh(ユーザー交換不可)
アウトカメラ 有効約1600万画素
インカメラ 有効約800万画素
ボディーカラー ガンメタルグレー、シャンパンゴールド
サイズ 約88.57(幅)×179.83(高さ)×6.96~10.7(奥行き)mm
重量 約259g

        

いざ、開封!

それではさっそく開封していきます。

こちらが箱、かなり縦長です。

開封。やはり大きい…。

筆者の手持ちのiPhone6と並べてみました。圧倒的な大きさです!

重厚感ばっちり。片手で持つと久しく感じなかった「ずっしり」とした印象

それもそのはず、このPhab 2 Proはスマートフォンというよりも“ファブレット”と呼ばれています。その造語の由来ともなっている通り、ファブレット(PHABLET)とはスマートフォン(PHONE)とタブレット(TABLET)の中間の位置づけ。片手で持つにはかなり大変なので、両手で操作することになります。

起動~Tangoの設定まで

右サイド中段にある電源ボタンを押し、初期設定を開始しました。Androidの初期設定を進めていくと、Phab 2 Proの独自機能、つまりTangoの設定が始まります。

開始すると暗闇で鹿があるきはじめます。

背景にある白いツブツブはまるで雪のようですが、実際にスキャンできた空間の場所を表しています。

空間スキャンが進んでいくと世界に色がついていきます。

3DCGバーチャルな空間です。ここで歩いてみると、Tangoを使ったポジション・トラッキングができており、現実空間とVR空間が同期していることがわかります。

突如、空間に穴が空き、現実を覗けるようになります。徐々にバーチャルな世界が消えていき…。

ふと足元を見ると、床に草が生えています。

一通りのビジュアルが消えると設定という名のチュートリアルは終了します。

Tango対応アプリの遊び方

Phab 2 ProではTangoに対応したARアプリをダウンロード、インストールすることができます。

ポータルとなるのは、その場もずばり「Tango」アプリです。

ホーム画面中央に位置するTangoアプリと起動画面

ストアには既に10以上のアプリが並んでいます。

現実空間に物を配置して箱庭的に世界を展開し、アイテムを増やしていく『WOORLD』、好みの家具を自分の部屋に配置することのできる『WayfairView』などが無料で配信されています。

部屋の中がどんどん賑やかになっていく『WOORLD』

無料アプリだけでなく、既に有料アプリやアプリ内課金のあるアプリも登場しています。

日本での発売時期は未定となっていますが、今後の発表に注目したいところです。

Mogura VRでは今後Tango対応アプリのレビューをしていきます。

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この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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