フェイスブックが、プロ仕様の360度カメラ「Surround 360」で撮影した動画を初公開

先月発表されたハイスペック360度カメラ「Surround 360」を用いて、フェイスブックが約3分間の360度映像「Here and Now」を撮影・公開しました。

Surround 360とは

4月、毎年1回開催されているフェイスブックの開発者会議であるF8にて発表されたSurround 360。円盤状に17台のカメラを内蔵し、機材費だけで30,000ドル近くとなっています。フェイスブックは、誰でもこの360度カメラを作れるようにSurround 360をオープンソース化するとしています。

Surround 360で撮影された「Here and Now」

この360度カメラによる初めての作品は、立体視可能な約3分間のショートムービーHere and Nowでした。ニューヨークのGrand Central Stationにて撮影されたこの360度動画を観ると、まるで駅のメインホールで興奮気味に行き交う旅行者たちの真っ只中にいるかのように感じさせてくれます。

目の前で次々と展開されていく人間ドラマの数々は、The Factoryという名のフェイスブックのスタジオにより手掛けられました。視聴者が自由に辺りを見回せるため多くのシーンを映し出せることとなり、より実生活に近い体験を提供してくれます。

360度映像の制作は、普通の映像制作と何が違うのか?

まず、360度を考慮し、登場人物の被りなく、ストーリーが自然に繋がるように脚本を考えなければなりません。重要な出来事を視聴者が見落とさないために、さりげない誘導も必要です。

360度動画として編集するのには時間がかかるために、撮影現場で映像をチェックすることができないのも、制作を難しくしています。また高画質かつ多くのカメラを使用しているためファイルサイズが膨大となり、編集に多くの時間が要求されます。

Surround 360 Facebook

Hear and Nowは、Facebook360のページで視聴可能です。もしもっと没入的な体験がしたいのなら、Gear VRで3D 360度映像を楽しむことができます。

(関連記事)
フェイスブック、プロ仕様の“オープン”な360度カメラSurround 360を発表。画質は最高で片目8Kまで

(参考)
Facebook Debuts Their First 360-Degree Film ‘Here and Now’
http://vrscout.com/news/facebook-first-360-degree-film-here-and-now/

この記事を書いた人

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    視覚・聴覚だけでなく人のあらゆる感覚にアプローチしていくようなインタフェースに興味があります。VRを使っていろんな研究がしてみたいです。

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