VRゲームのタイムアタックに体力が必要『SUPERHOT VR』8分21秒で全クリ

ゲームをいかに早くクリアするかを競う“RTA”(リアルタイムアタック)または“スピードラン”は、スーパーマリオ64やドラゴンクエストなど、多くのゲームタイトルで人気のあるやり込みプレイの一つです。このタイムアタックを、ステージ制VRFPS『SUPERHOT VR』で行った記録動画が公開されました。

体力も必要なVRRTA

RTAは、攻略ルートの構築から操作への習熟、そしてスタートからクリアまで大きなミスをせずプレイし通す集中力が試される、一種の競技とも言えるやり込みプレイです。

今までのテレビゲームではコントローラーの操作が大きな割合を占めていましたが、VRでのRTAは体を激しく動かすことになり、体力も求められることが大きな違いでしょう。

『SUPERHOT VR』は“自分が動いている間だけ敵も動く”という独特な時間感覚をもったFPS一人称シューティング)で、ステージごとに登場する敵を銃や投擲武器などで倒していくことでゲームが進んでいきます。通常のプレイでは40分ほどでクリアすることができますが、今回世界記録として公開された動画では“8分21秒”という速さでゲームをクリアしています。まずは、以下の動画を見てみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=KWlcfN_t4vs

チュートリアルとして目の前に出てきた敵を、間髪入れずに一撃。向かい来る数人の敵も素早く殴り抜き、続くステージでは敵が動く暇もなく次々と撃ち抜いていきます。

もともと本作の元となったPCゲーム『SUPERHOT』では、ステージのクリア後に再生される「実際の時間ではどう動いていたか」という自身のプレイ動画によって“誰でもスーパープレイができる”という触れ込みが一つの魅力でした。世界記録の動画では、まさにそんなスーパープレイを実際にやってのけた様子が楽しめます。

瞬間的な判断力も重要

この動画を投稿したBen Massey氏は、「今までのRTAと違い、適切なボタン入力だけではなく実際に敵に銃を向ける必要がある」と語ります。

Gibe_Shrugs氏、Fhajad_036氏という三人のランナーによって、『SUPERHOT VR』RTAの世界記録は9分04秒に始まり、8分21秒にまで縮められました。Massey氏はGibe_Shrugs氏の更新した記録である8分33秒から8分21秒に縮めるまでに、14日間かかったといいます。以下は、以前の世界記録であったGibe_Shrugs氏のプレイ動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=OXx99YK5Lss

「銃を拾う、記憶にある敵の位置を撃ち抜く、別の敵に銃を投げつける、敵が落とした銃を拾う──最適なルートを構築し、それをこなすことでベストタイムが出ます」とMassey氏は言います。「特にVRゲームのRTAでは人為的なミスが多く起こり得ると考えられ、その時のリカバリーにもゲームセンスが出ます」

Massey氏はまた、綺麗な景色を背にロッククライミングをするVRゲーム『The Climb』でのRTAも検討しているといいます。のんびりとバーチャル世界に浸るのに満足してきたら、RTAで激しい運動にチャレンジしてみてもいいかもしれません。

(参考)
Behind Superhot VR’s Super Fast World Record Speedrun / UploadVR(英語)
https://uploadvr.com/behind-superhots-super-fast-speedrun/

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この記事を書いた人

  • VRやAR、画像処理、ロボットビジョンについて研究している学生。VR、ARコンテンツに触れるだけではなく、自分でコンテンツを制作しVR、ARの面白さ、楽しさを広める活動をしている。

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