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VR動画 2015.12.30

Oculus、NBAのスターを起用した臨場感満点のVRドキュメンタリーを配信

OculusとUNINTERRUPTEDは、12分程の360度ドキュメンタリーフィルムをリリースしました。このフィルムには、アメリカのプロバスケットボールリーグ”NBA”のスター選手、レブロン・ジェームズの日常のトレーニング風景などが収録されています。レブロン・ジェームズは、高校卒業後18歳の若さでNBA入り。スピードやパワー、ジャンプ力のみならず、得点力まで世界トップクラスの「キング・ジェームズ」の異名を持つ人気選手です。

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このコンテンツ「Striving for Greatness : An UNINTERRUPTED Original」は、Gear VR向けのOculus store と Milk VR(日本では未配信)から直接ダウンロードできます。Samsungはまた、この360度映像への取り組みを、Gear VRの広告としても使用しています。その新しいCMは、「Let’s go to work」と呼ばれるもの。CMの最後までVRについてまったく触れることもなく、実際にどんなものか示すこともしません。敢えて何もいわない事が、まず第一にモバイルVRヘッドセットを知ってもらうために効果のある方法になっているのではないでしょうか?

「Let’s go to work」
https://www.youtube.com/watch?v=Pfq8hvelAJw

※動画は公開期間が終了し、現在は削除されています

360度であることをしっかりと活かしたドキュメンタリー

今回のコンテンツを制作したのは、VRで体験できる360度映像づくりに実績のあるカナダのスタジオFelix & Paul。これまでシルク・ドゥ・ソレイユの360度コンテンツやVR Introductionなど360度の実写コンテンツを制作してきました。

360度の実写映像は、まるでそこにいる感覚がある反面、360度が見えていることの良さを活かしきれていないものも多くあります。

今回のレブロン・ジェームズのコンテンツでは、まるで彼のそばでトレーニングなどに付き添っているかのような、また彼の移動に同行しているような感覚で体験できます。

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特に工夫されているのは、バスケットボールコートでシュートの練習をしているシーン。あえて本人とゴールの間にカメラを置き、見事に弧を描いていくボールを頭を動かしながら追うような構図になっています。臨場感は抜群。

全編が英語のため、何を話しているかわからない人も多いかと思いますが、ドキュメンタリーとしては秀逸なのでぜひ体験をおすすめしたい作品です。

<ソフトウェア情報>
「LeBron James – Striving for Greatness」
【メーカー】Felix & Paul Studios
【開発者】Felix & Paul Studios
【対応ハードウェア】 Gear VR
【価格】 無料
【操作】必要なし
【リリース日】 2015年12月25日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】英語(本人が語るドキュメンタリーなので英語がわからないと説明は全て聞き流すことに)

<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★☆(全編が英語なのが残念)
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★★★

(参考)
Road to VR//Oculus Release 12 Minutes LeBron James 360° Short Film for VR
http://www.roadtovr.com/oculus-release-12-minute-lebron-james-360-short-film-for-gear-vr/


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