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テック 2015.08.05

Autodesk、ゲームエンジン『Stingray』を発表。Oculus Riftにも対応か

Mayaなどの3Dグラフィックスのソフトを提供するAutodesk社は、新たにゲームエンジン『Stingray』を発表しました。

この発表は現在開催中のゲーム開発者会議GDC Europe 2015でAutodesk社が明らかにしたものです。Autodesk社は3D設計やエンジニアリング、エンタテイメントなどの分野で使用するMayaや3ds Maxといった3DCGのソフトウェアを提供してきました。Mayaは3Dゲームのグラフィックの制作にも多く使われています。

今回発表されたStingrayは、Autodesk社の3Dツールとシームレスに連携できるとし、Maya LT, Maya, 3ds Max 等で制作した3Dモデルのゲーム内に簡単に組み込めることをウリにしています。Unty5やUnreal Engine4, CryEngineといった既存のゲームエンジンと同じく、物理ベースシェーダーレンダリングを搭載し、よりリアルな質感を実現できます。

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BEASTやHUMAN IKといったAutodeskの他のツールをはじめnVIDIA PhysXなどのツールが既に統合されているほか、Unreal Engine 4のようにノードをつないでプログラミングをすることなくゲームを作ることができるシステムが組み込まれています。

Oculus Riftにもサポートする模様ですが、詳細は不明です。他にもWindows、Xbox One, Playstation 4, Android, iOSに対応することが明らかになっています。Stingrayでテストプレイをする際は、ツールからビルドを経ずに直接でテストができます。

月額30ドルで提供され、Maya LTのサブスクリプションにも含まれる可能性があるとのこと。

既にUnity5やUnreal Engine4が大勢を占める中、Stingrayがどの程度普及するのか気になりますね。

(参考)
Road to VR – Autodesk’s New Stingray Game Engine Will Launch with Oculus Rift Support
http://www.roadtovr.com/autodesks-new-stingray-game-engine-will-launch-with-oculus-rift-support/


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