今回紹介するのは、FPS(一人称視点のシューティングゲーム)の『Sour Patch Kids: Zombie Invasion』です。
ゲームの舞台は、人型のキャンディたちが暮らす不思議な世界。ある日、とつぜんゾンビになってしまったキャンディを倒し、生きたキャンディたちを守ろう!というのがこのゲームの目的です。
あちこち見まわすVRの特性を活かした「あたふた感」
このゲームでは、ステージ上を広く見渡して、さまざまな場所から出現するゾンビを倒していきます。実際に自分の首を動かし、周囲を警戒。一点に集中していると、いつの間にか別の場所から大量のゾンビが出現していることも。
見ている場所から離れた場所にゾンビが現れた場合は、画面上にマーカーが出てくれます。しかし、たとえマーカーが出るとしても、敵の数は少なくありません。油断をしていればすぐにピンチになってしまいます。
ときにはステージ上のギミックなどによって、思いもよらないところからゾンビが出きたり、正常なキャンディが突然ゾンビになったりすることも……。しかし、この緊張感につい夢中になってしまいます。
わかりやすく楽しめるゲームシステム
このゲーム、少し残念なのが、文章が多めなのに対して、日本語非対応だということです。キャラクターが操作説明をしてくれても、英語が苦手だと何を言っているかわからない……。ですが、正直説明を聞いていなくても十分楽しめるくらい、システムがわかりやすくできています。
タッチパッドを押しっぱなしで銃を連射、前にスライドでミサイル発射。照準やカメラ移動は、実際に首を動かす。操作方法はこれだけで十分です。
ステージのクリア条件は、転送ポッドを守ること。さらに正常な人を全員助けることと、敵を全滅させることを達成すれば、報酬にボーナスが付きます。
ゾンビと言ってもキャンディ。ホラーゲームが苦手でも安心
ホラーゲームが苦手な人は、ゾンビが出てくると聞いただけで避けたくなるかもしれません。しかし、このゲームでは、ゾンビは人間ではなくキャンディ。ステージも比較的ポップな雰囲気なので、あまり怖くありません。
さらに、プレイヤーに向かってくるのではなく、別のキャンディを襲いに行くので、真正面からゾンビを見ることはほとんどありません。別の方向を向いている無防備なゾンビ集団の横っ腹に、銃を連射してやりましょう。
FPSの爽快感を味わいたいけれど、リアルなゾンビなどのホラーは苦手。VRで目の前にゾンビが来るとなるとなおさら。でもせっかくのVR、首だけといえど実際に体を動かして周囲を警戒する緊張感も味わいたい……そんなわがままな要望を満たしてくれる作品です。ステージやミッションの数も多いので、やり込んで楽しむこともできます。難易度も簡単すぎず、難しすぎずといったレベルなので、広くオススメできるゲームとなっています。
ダウンロードはこちら
https://www.oculus.com/experiences/gear-vr/932072976904264/
<ソフトウェア情報>
『Sour Patch Kids: Zombie Invasion』
【メーカー】Lucky Hammers
【開発者】Lucky Hammers
【対応ハードウェア】Gear VR
【価格】290円
【操作】タッチパッド
【リリース日】2016年12月8日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】英語、フランス語
<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★★★