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AR/MR 2018.02.28

スナップチャット新機能、現実に表れた分身同士がコミュニケーション

スナップチャットを運営するスナップ社は、自分と友人が作った2体のアバターを利用した、ユニークなAR機能を新たに追加しました。様々なアニメーションが用意されており、スナップチャットのユーザーに新しい楽しみ方を提供します。

3Dのアバターを使ったコミュニケーション

同社は2017年から、アバター絵文字を制作するサービス「Bitmoji」で制作したアバターを、現実に出現させられる「3D Bitmoji World Lenses」を提供しています。「Bitmoji」は、スナップが2016年に約1億ドル(100億円)かけて買収した、アバタースタンプなどを作れるサービスです。「3D Bitmoji World Lenses」はカメラ越しに投影された自分のアバターが、ダンスを踊るなどといったユニークな仕様から、多くのユーザーに愛されてきました。2017年にアメリカのApp Storeで最もダウンロードされたアプリとなるなど、絶大な人気を誇っています。

そんな「3D Bitmoji World Lenses」に自分のアバターだけでなく、友人のアバターを同時に利用できる「Friendmoji」という機能が追加されました。自分のアバターが友人のアバターにラブレターを渡すなど、ユニークなアニメーションが用意されており、恋人や親しい友人との間で多く利用されるのではないかと見込まれています。

https://www.youtube.com/watch?v=a5Omt9yyfZY

ARに注力し巻き返しを狙う

スナップチャットは時間が経つと消える写真を共有するSNSとして始まりましたが、近年はARに非常に力を入れて取り組んでいます。2017年4月には機械学習と背面カメラで現実世界を認識できるARレンズ機能「World Lenses」を導入し、3Dオブジェクトがその場所に存在しているかのように設置できるようにしました。

さらに、同年12月にはAR機能開発ツールである『Lens Studio』を公開することで、AR機能の充実化などを図っています。今回の機能追加を受けて、さらに楽しさが増したスナップチャット。株式市場では厳しい評価を受けている同社ですが、ARに注力して巻き返しを狙っています。

(参考)Snap公式VentureBeatEngadjet


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