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AR/MR 2018.10.24

メガネそのものなスマートグラス「Focals」Alexaとも連携

カナダに本社を置くスタートアップNorthは、新しいスマートグラスを発表しました。特長は、通常のメガネと見分けがつかないその見た目。ユーザーに違和感を与えず、「毎日使えるスマートグラス」を謳います。

Northは旧社名をThalmic Labsといい、腕に巻くタイプのコントローラー「Myo」を開発していました。筋電位を取得することにより、腕の動きだけでなく握るなど手の動作もVRで再現することが可能なデバイスです。

スマホと接続して使用

今回発表したのは、スマートグラス「Focals」。スマートフォンとBluetooth接続して利用します。プロジェクターを内蔵しており、ユーザーの眼に様々な情報を映し出すことが可能です。例えば天気や時間、スケジュールを確認したり、テキストメッセージの送受信や配車サービスのUberを呼ぶこともできます。

またアマゾンのAIアシスタントAlexaと接続し、スピーカーから情報を得ることが可能だということです。

スマートグラスやARグラスについては、これまでグーグル、インテルといった大手企業も取り組んできました。しかしいずれも一般に普及することなく姿を消したり、開発が中止となったりしています。

デザインを重視

「Focals」はこれに対し、ユーザーが毎日使いやすいデザインを重視したということです。一般的なメガネよりも若干重く感じるものの、使用感は快適であると言います。また、プライバシーの問題を排除するためにカメラ機能はありません。操作はリング型のコントローラーを指に装着し、小さなジョイスティックを動かして行います。

デバイスの価格は1,000ドル(約11万円)。年内の発売を予定しています。予約には、ブルックリンまたはトロントにある同社ショールームでサイズ測定が必要です。

(参考)CNBC


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