米テーマパーク「Six Flags」、サムスンと協力してVRコースターを展開

アメリカのテーマパーク「Six Flags」は、サムスンの協力を得て制作したVRコースターを、今年2016年に稼働させることを発表しました。

SixFlags

「Six Flags」は、北アメリカに数十箇所ほど展開しているテーマパークです。Six Flagsはサムスンを「オフィシャルテクノロジーパートナー」として迎え、共同開発したVRコースターを全9か所でオープンさせる予定です。

これらのVRコースターは、今回の為に新設されるアトラクションではなく、既にその場所で稼働しているジェットコースターに、Gear VRを装着して乗るというもの。なお、VR体験による追加料金はないとのこと。稼働する場所ごとに使用ジェットコースターが違うので、同じシリーズでも内容が少し異なる可能性があります。

公式サイトによると、VRが子供の視覚に与える影響を考えて、12歳以下の子供はGear VRを着けての乗車はできないとしています。また、申し出ればGear VRなしでも乗ることができ、VRコンテンツとしてではない通常のジェットコースターも、引き続き遊ぶことができます。

2016年3月より、一般公開に先んじた「先行体験」が順次行われます。これは、Six Flagsのシーズン・パスを持っている人なら参加誰でも参加できるとのことです。
(※シーズン・パス 特定期間内なら何度でも来場できる券)

Six Flagsで稼働するVRコースターのコンテンツは「New Revolution」シリーズと「SUPERMAN」シリーズの2つです。

「New Revolution」シリーズは、エイリアンの侵略から地球を守る近未来の空中戦を体験でき、6か所で稼働します。「SUPERMAN」シリーズは3か所で稼働し、漫画にでてくるような大都市で、ヒーローが悪者と戦っている現場を見る、というものです。

乗る人は、Gear VRによってVRを見て、周りを自由に見回すことができます。目の前に広がる光景は、自分の頭の動きやジェットコースターの動きにぴったり合わせて移り変わるため、自分がVRの世界に「いる」ように感じることでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=FOM5l-GXvB4

このようなVRコースターをはじめとして、テーマパークがVR技術を取り入れようとする動きは、複数見られます。

日本ではUSJにて、きゃりーぱみゅぱみゅをテーマにしたVRコースターが既に稼働しています。

また、イギリスのテーマパークのAlton Towersでは、宇宙を駆け抜ける「Galactica」。同じくイギリスのThorpe Parkでは「Gohst Train」というアトラクションがオープンに向けて準備を進めているところです。

たとえ物理的には同じジェットコースターでも、VRで重ねる世界を変えてしまえば、全く別の体験となり得ます。同じアトラクション設備を利用しながらも、全く異なる体験を提供できるので、VRとテーマパークの相性は、経済面では非常に良いと言えそうです。

VRが活きる領域のひとつとして、テーマパークの取り組みにも注目です。

(関連記事)
USJできゃりーぱみゅぱみゅのかわいい世界を激しく疾走。世界初のリアルライド×VRが公開

イギリスの遊園地に、宇宙を疾走する最高時速75kmのVRジェットコースターが登場予定

HTC Viveを使ったVRアトラクション「Ghost Train」が英国で今年春のオープン

(参考)
Six Flags to Use Gear VRs on New VR Roller Coaster Experiences – Road to VR
http://www.roadtovr.com/six-flags-to-use-gear-vrs-on-new-vr-roller-coaster-experiences/

この記事を書いた人

  • 1tQ5TzRU

    工学専攻の大学生。好きな科目は国語。趣味は歌などの創作でボーカロイドも使います。SAOのような物語が引き起こす、自他の文脈や人と世界の関係の集積へダイブすることを切望して止みません。将来もVRの傍に立っていたいと思います。

    Twitter:@yunoLv3

    Mogura VRのライター一覧はこちら
    http://www.moguravr.com/writers/