アドビ新技術『Sidewinder』 360度映像に奥行き感付与

10月19日、ソフトウェア企業アドビがラスベガスにて開催したカンファレンス『Adobe MAX』にて、同社が開発する360度動画編集機能『Project Sidewinder』のプロトタイプを発表しました。

アドビは同カンファレンスにおいて、開発中の新技術を紹介する『Sneaks』というコーナーを設けています。今年の『Sneaks』では人工知能を用いた画像編集機能を中心に11のプロトタイプが発表されました。360度映像に奥行き感をもたらす技術『Project Sidewinder』はそのうちの一つです。

360度映像に立体感をもたらす機能

『Project Sidewinder』は360度動画の編集技術で、撮影した映像に深度マップを適応することで、より立体感のある映像表示を可能にします。従来の360映像は平面であるため臨場感に欠けるという問題があります。しかし、『Project Sidewinder』では撮影した映像から深度を計測し、空間内にどのようなものがあるかを測定します。これによってユーザーは映像の中で立つ、座るなどの動作を行うことが可能になり、その中にいるかのような感覚をさらに強めて視聴することができます。

https://www.youtube.com/watch?v=HSXMs2wnNc4

『Sneaks』ではこの他にも、人工知能を用いて大量の画像を学習してモノクロ写真やイラストに自然な彩色を自動的に施す『Project Scribber』や、手描きのイラストから3Dモデルを生成できる『Project Quick 3D』などの複数のプロトタイプ技術を発表しました。これらの機能が実際の製品に搭載されるか現時点では不明ですが、360度動画を始め、よりハイクオリティなコンテンツ制作を可能にする技術を複数発表しています。

(参考)
UploadVR / Adobe Answers Facebook With ‘Sidewinder’ Volumetric Video Technique(英語)
https://uploadvr.com/adobe-sidewinder-volumetric-max/

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この記事を書いた人

  • PSVRを体験したことをきっかけにVRにハマり込みました。VR空間の住人になることを夢見つつ、日々VR/ARの最新情報を追っかけています。