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イベント情報 2017.12.01

銭湯に浸かりながらVR!?VR絶景風呂を満喫してきた

東京メトロを運営している東京地下鉄株式会社じゃ1927年12月30日(金)に東洋初の地下鉄として上野駅~浅草駅間が開通してから90周年を迎えます。90周年を記念して都内各地で『TOKYO METRO 90 Days FES!』が開催中です。
このスペシャル企画として、2017年11月26(日)から2017年12月4日(月)までの9日間限定で、『TOKYO SENTO WEEK<東京銭湯ウィーク>』が開催されています。今回訪れたのは、上野にある『日の出湯』。ここでは、『VR絶景風呂』という企画が行なわれています。VRと銭湯のコラボ企画とは、一体どのような体験になるのでしょうか。

東京銭湯ウィークは、公衆浴場数が日本一と言われる東京23区の銭湯を舞台にその街に根付く歴史や文化を銭湯を通じて紐解き、体感できることを目指しています。上野はものづくり文化の最先端と言われ、文化の発展を牽引してきた土地。その上野に根付く文化を最先端技術であるVRを使って表現しようという試みとなります。

日の出湯の入り口。稲荷町駅から徒歩3分ほどで到着します。

受付の様子。日の出湯は、大人1人460円。この値段でレンタルタオルが1枚ついてくるのは、嬉しいポイントです。

日の出湯 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

脱衣所で担当者に声を掛けると、VR体験を行うことが出来ます。ここで使われているのはGalaxy S8 S8+と、Tokyo銭湯ウィークのオリジナルプリントがされたVRゴーグル「ハコスコDX2」です。

使用する前に曇り止めを塗ってもらいます。こんな体験準備は銭湯ならではです。

早速VR体験を行いました。コンテンツ自体はシンプルな内容となっており、体験時間は1分ほど。気球の映像が流れたり、南国の海や砂漠が目の前に広がります。

筆者もこれまで様々な取材を行ってきましたが、銭湯でお湯に浸かりながらVR体験をしたのはこの日が初めてでした。ただし、今回の体験では身体の感覚とVRが直接リンクする訳ではありませんでした。身体はお湯に浸かっていましたが、VR内では空から鳥目線で砂漠などの風景を俯瞰する体験となります。

体験時間は1分ほど。ゆっくりリラックスしながら楽しむと間もなく終わってしまうのは、非常に心残りでした。身体がお湯に入った状態を活かしたVRコンテンツなど、体験内容がさらに銭湯とリンクすれば、もっと楽しめるかなと感じました。お客さんからも、「もっと日本の名湯に浸かる体験がしたい」「お酒が飛んでくる体験がしたい」など、様々な意見が出ているとのこと。発想はすごく良いので、今後温泉とVRのコラボレーションの幅が広がってくることが楽しみになりました。

VRの体験数は1日なんと200人。20代から40代のお客さんは、ほとんどが体験するとのこと。男湯女湯共にVRが体験可能です。ぜひ一風変わったこのVR体験に、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■日の出の湯 概要

所在地

〒111-0041 東京都台東区元浅草2-10-5

アクセス

銀座線 稲荷町駅2番出口より徒歩3分
銀座線/日比谷線 上野駅1番出口より徒歩10分

入浴料

大人(中学生から)460円、中人(小学生から)180円、小人(未就学児)80円
※入浴料を払えばVR体験は無料

営業時間

15:00~0:00(最終受付23:40)
定休日:水曜日

期間

VR体験可能期間は、2017年11月26(日)から2017年12月4日(月)まで。


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