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イベント情報 2017.07.08

女の子の香りから『三國無双』まで体感 「VRセンス」体験レポ

まるで映像の中に入ったような体験ができるVRですが、音だけでなく、匂いや温度、触感を加えることで、更に現実で体験しているような臨場感が高まります。

株式会社 コーエーテクモウェーブが開発した「VR センス」は振動・匂い・熱・風・ミスト・タッチ機能を搭載し、五感を刺激することでより臨場感・没入感を高める筐体です。

そんな新型VRマシンの「VRセンス」ですが、6月28日~30日に東京ビッグサイト「コンテンツ東京 2017」にて展示が行われていました。今回、体験レポートをお届けします。

五感を刺激する「VR SENSE」


体験できたコンテンツは5つ『DEAD OR ALIVE XTREME SENSE』『超戦国コースター』『GⅠ JOCKEY SENSE』『ーホラー SENSE~だるまさんがころんだ~』『超 真三國無双』。

そのうち筆者は『DEAD OR ALIVE XTREME SENSE』『超 真三國無双』を体験してきました。

女の子の香りやシャワーの水がかかる体験

『DEAD OR ALIVE XTREME SENSE』は南国の海岸でブランコに乗っている女性キャラ「かすみ」を見るところから始まります。

風を感じ、ブランコの前に立ち位置が切り替わったときには、ブランコを漕ぐかすみの足の裏が顔の前に迫ってきます。

かすみがそばを通ると甘い香りがし、かすみがシャワーを浴びるときには筆者の顔にも水がかかってくるので、目の前で濡れているかすみが実際にいるような気がしてきます。実際はミスト状になって顔にかかっているのですが、かすみに当たったシャワーの水しぶきがかかっているように感じます。

座ったまま見ているので、回り込んだり、触ることはできません。体験者は完全に空気として存在しているのでかすみから睨まれることもなく、シャワーの水滴が伝わる水着姿を鑑賞することができます。

VR内でキャラクターに無視される存在は、現実で無視されることと同様辛く感じるものです。しかし、本コンテンツはかすみ以外いない海岸で、かすみが1人でいることでリラックスしているように見えること。体験者の視点が、かすみのお尻のすぐ横や、ブランコの前などであり、現実の場合は完全に不審者扱いされるため、キャラクターから見えていない存在が逆に落ち着きます。

本コンテンツはPSVRで配信される『DEAD OR ALIVE Xtreme 3』のVRモードとは異なります。

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『超 真三國無双』爆発の熱風が熱い!


『超 真三國無双』は剣、弓矢を切り替えて周囲に迫っている敵をひたすら倒していきます。

今回の体験ではコントローラーはPS Moveでした。体験者はその場から動けず、武器を振ってくる兵士に囲まれています。

剣を真横に振るだけで前列にいる兵士をすべて吹っ飛びます。遠い敵には武器を弓矢に変更して撃ち抜きます。しばらくすると体が2~3mありそうなボスが現れ爆弾を投げつけてきますが、爆発すると思わず「熱ッ」と声が出るほどの熱風を感じます。

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VRセンスからは、風、匂い、ミスト、熱風などがでます。右画像はミストが出る部分です。温度や振動、ミストなどすべてが筐体に含まれ、スタッフのサポートが最小限に済むのはアーケードやアトラクション施設などでは大きい利点になりそうです。

「VR センス」の体験者にとっては、PSVRで配信するVRコンテンツで体験したゲームや、今までディスプレイで遊んでいたゲームのVR版を、より五感を刺激する形で楽しむことができます。

『VRセンス』概要

名称 多機能VR筐体『VRセンス』
筐体 色2種/同梱ゲーム 3ゲーム
追加ソフト 別料金
 価格  320万円(税別)
プレイ人数 1人
サイズ(予定) W1,016mm×D2,075mm×H1,788mm/重量:300kg~400kg
受注開始予定日 2017年8月以降

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