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ゲーム・アプリ 2020.04.25

オンライン通話からノイズが消滅  NVIDIAの雑音除去ツール「RTX Voice」解説

新型コロナウイルスの流行によって、Zoomなどのツールを活用したWeb会議(通話)が急速に普及しつつあるなか、NVIDIAの“通話雑音除去”プラグイン「RTX Voice」が注目を集めています。

「RTX Voice」は、映像配信やビデオ会議、通話中などに発生するノイズ(タイピング音など)や周囲の騒音をNVIDIAのRTX系GPUとAIを活用することで、カットしてくれるプラグイン。2020年4月24日現在、同プラグインはベータ版で、使用には、GeForce RTXかQuadro RTXシリーズを搭載したビデオカードと、GeForce Game Readyドライバのバージョン410.18以降が必要です。対応OSはWindows 10のみ。

現時点で「RTX Voice」が対応しているツールは、以下の通りです。

・OBS Studio
・XSplit Broadcaster
・XSplit Gamecaster
・Twitch Studio
・Discord
・Google Chrome
・Battle.net Chat
・WebEx*
・Skype*
・Zoom*
・Slack*
・Steam Chat**

NVIDIAによれば、「Skype」「Zoom」「WebEx」「Slack」では、スピーカーの出力表示に問題が生じる場合があるとのこと。

インストール方法

「RTX Voice」は、まずアプリをダウンロードして入力(出力)デバイスの設定を行い、その後、各ツール内で使用設定を行うことで使用できます。

「RTX Voice」アプリ側の設定では、使用するマイクとスピーカー(ヘッドセット)を選択します、使用するデバイスを選択したあと、ノイズ除去を有効にするチェックボックスをそれぞれ“オン”にすることで、ノイズ除去機能が動作します。NVIDIAは、通常はマイク側だけノイズを除去し、スピーカーは状況に応じて除去機能を動作させることを推奨しています。

Discordでの利用方法

「Discord」では、先述した初期設定を済ませたあと、同ツールを起動し、設定から「音声・ビデオ」を選択。入出力デバイスから“NVIDIA RTX Voice”と表示されているものを選びます。NVIDIAは、“ノイズ低減”をオフにすることで、より高音質になると説明しています。

Zoomでの利用方法

「Zoom」の場合は、同ツールの起動後、設定から「オーディオ」を選択し、入出力デバイスに“NVIDIA RTX Voice”と表示されているものを選択します。

「RTX Voice」の詳細や、その他のツールでの使用方法はこちらから確認できます。

(参考)NVIDIA 公式サイト


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