『ローグ・ワン』の映像制作でVR用のコントローラーが使われていた

BBS Clickの最新のエピソードで、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のコンピューターグラフィックスの監督を務めたSteve Ellis氏はHTC Vive’s Steam VR trackingを駆使し、映像撮影をしていたことを明らかにしました。VRは医療や教育の視点からも大きな可能性を期待されていますが、『ローグ・ワン』などのハリウッド映画制作でもVRの技術が応用されているとは驚きです。

HTC Vive’s Steam VR trackingは、Valve社が開発した位置トラッキングシステムです。
部屋に2台のベースステーションというレーザー発生装置を置き、ヘッドセットやコントローラーなどでレーザーを受信し、部屋サイズの空間を自由日動き回ることができるようになる正確なトラッキングを可能にします。

HTC Vive’s Steam VR trackingについての詳しい情報はこちらから
HTC Vive以外のLighthouse対応VRヘッドセットが各社から登場か

「Steam VR」でよりリアルタイムな映像撮影

「ギャレス・エドワーズ監督は撮影所内で自分でカメラを担いで動き回って撮影の方法を考えるのが好きなんだ。だからリアルタイムでどの角度からも映像を確認できるSteam VRの技術を応用したんだよ」BBS Clickでのインタビューでスティーブ・エリス氏はこう語りました。

VRの映像技術を応用した「Vcam Renderer」を開発

映像撮影のため、VCam Rendererというシステムを開発がされました。これは、タブレットPCにVRヘッドマウントディスプレイ、HTC Viveのコントローラーを取り付けたものです。(下の写真は、Vcam Rendererを紹介するスティーブ・エリス氏)

このVcam Rendererを使うと、画面に映るシーンを360度眺めたり、ズームイン・ズームアウトすることができます。PCを使用した場合は座ってマウスなどを使ってアングルを変えることになります。しかし、Vcam Rendererにより、自ら体を動かしながら、シーンを眺めたり、シーンの中を移動したりすることができます。ギャレス・エドワーズ監督とVFX(視覚効果)撮影チームは”シーンの中に入り込んだかのように”自由自在に撮影方法を決めることができるのです。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は2017年第89回アカデミー視覚効果賞にもノミネートされました。ハリウッドでもVRの技術を使った撮影にも可能性を見出しています。

(参考)
Watch: How ‘Star Wars: Rogue One’ Used Steam VR Tracking to Shoot VFX Shots
http://www.roadtovr.com/watch-star-wars-rogue-one-used-steam-vr-tracking-shoot-vfx-shots/(英語)

BBS Click: Rogue one
http://www.bbc.co.uk/programmes/b08gmjqz (英語)

※Mogura VR は、Road to VRとパートナーシップを結んでいます。

この記事を書いた人

  • Ryo

    いろんな言語を勉強している言語オタクです。VRにも興味があるからVRオタクです。でもゴールデンレトリバーも好きだからゴールデンレトリバーオタクでもあります。VRにはゲーム以外にも教育や福祉、医療などでも大きな可能性があると思います。そんなVRを様々な側面からわかりやすく紹介できるようのほほんと頑張ります。

Mogura VR編集部では、インターン・ライター・編集者を募集しています!
現在、インターンの募集も積極的に行っております。応募はこちら!

応募ページへ

そのほかの業務については、詳しくは募集ページをご覧ください。

募集ページへ