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活用事例 2018.02.02

韓国のソーシャルARアプリ開発企業、プレICOで500万ドル調達

韓国のVR/ARアプリ開発企業の「リアリティ・リフレクション」がプレICOで500万ドル(約5.5億円)の調達に成功したことが明らかとなりました。同社はこの資金を使って、『Mossland』というソーシャルARゲームの開発を行います。

VR/AR業界でも広がるICO

ICOとはInitial Coin Offeringの略で、株式の代わりに「トークン」と呼ばれる独自の仮想通貨を発行し、資金調達を行います。トークンが仮想通貨取引所に上場するなどし、通貨としての価値を持つようになると投資家に大きな利益が上がります。世界中の個人から資金を集めることができるということで、現在大きな注目を浴びています。

VR/AR関係では、世界中のライブにVRを通じて参加できるプラットホームの「CEEK VR」や、ARシューティングゲームの「Reality Clash」などが過去にICOを行いました。

観光名所に3Dオブジェクトを設置

今回、「リアリティ・リフレクション」は仮想通貨「イーサリアム」をベースに、プレICOを行いました。プレICOとは本格的なICOの前に、割安な価格でトークンを販売することであり、本格的なICOは2月の中旬から行われます。

同社はICOによって調達した資金を使って、『Mossland』というソーシャルARプラットホームの開発を続けています。このアプリでは世界の様々な建築物をチェックインし、その場所にスマホ越しに見えるバーチャルなオブジェクトを設置することができます。将来的にはそのオブジェクトと連動して広告などを設置し、ユーザーは利益をあげられるようにすることを計画しています。

プレICOの段階で5億円を調達しており、本格的なICOが行われるとさらなる投資が見込まれます。

(参考)
Reality Reflection Raise $5 Million With Cryptocurrency Pre-ICO – VRFocus https://www.vrfocus.com/2018/01/reality-reflection-announces-pre-ico-for-new-ar-title/

Reality Reflection公式ページ
https://www.realityreflection.com/

Mossland公式ページ
https://moss.land/

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