3DCGで構築した現実空間をVRで歩くことのできる『Realities』が、SteamVR/HTC Vive向けに、4月5日に無料で配信を開始することが発表されました。まるでテレポーテーションのような感覚を体験することができます。
ローンチトレーラー
https://www.youtube.com/watch?v=-mmNLfK5iDk
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『Realities.io』は、VR内に現実の光景を再構築し、HTC Viveのルームスケール機能を利用して歩き回ることで、まるで別の場所にワープしたかのような感覚を体験できるというもの。通常の360度画像やビデオと異なり、一つの視野で眺めるのでなく実際に移動して様々なビューを楽しむことができます。
また、写真同士の視差が最大となるように1シーンあたり数百枚の写真を撮影し、地点同士の距離を計算して奥行きを出すという「Photogrammetry(フォトグラメトリー)」という技術を用いてジオメトリ処理を施しており、解像度と没入感が非常に高いです。
アプリではコントローラを用いて地球儀を地球のように回し、行きたい場所を選択します。
VR内ではコントローラから出るレーザーで移動先を決め、自由な位置に移動ができます。
このアプリは5つほどの異なったロケーションから始まります。『Realities』の開発チームはVR内の“地球儀”を、世界中の様々な興味深い場所で満たしたいと語っています。体験できるロケーションも今後どんどん増えていくと思われます。
ダウンロード自体も無料なので、HTC Viveを購入された方は是非一度、体験してみてはいかがでしょうか。
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【体験レポ】実写のVRの中を歩くことが可能に。『Realities.io』がGDC2016でデモを展示
(参考)
Step into Distant Lands With ‘Realities’, Launching Free on HTC Vive April 5th(英語)
http://www.roadtovr.com/realities-launch-trailer-htc-vive-steamvr-april-5-free/