スピルバーグ、VRを舞台にしたSF小説『Ready Player One(邦題:ゲームウォーズ)』劇場版の監督に決定

VRを題材にしたSF小説『Read Player One(邦訳:ゲームウォーズ)』の劇場版の監督に、『E.T.』(1982)や『ジュラシックパーク』(1993)などを手がけたスティーブン・スピルバーグ氏が就任することが決定しました。

『Read Player One』は、2011年にアメリカのギークのSF作家アーネスト・クラインが著したSFアクション小説です。米国のアマゾンのSF&ファンタジーカテゴリーで売上1位となるなど、ベストセラーとなり、熱狂的な人気を博しています(2015年3月26日時点、米国アマゾンでのレビューの数は、5084件、平均評価4以上)。

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Oculus VR社のマイケル・アブラッシュ氏もVRについて語られている1冊として紹介していました。アブラッシュ氏はOculus Riftの開発を進めるOculus VR社でチーフサイエンティストを務めています。3月26日未明に行われたFacebookの開発者向けイベントでのプレゼンテーションでReady Player Oneを、VRを取り上げたフィクションとして紹介しました。

では、簡単に本作のあらすじを紹介します。

2041年。革新的なネットワーク“オアシス”が張りめぐらされた世界は、深刻なエネルギー危機に陥っていた。ある日、その“オアシス”の画面に、「ジェームズ・ハリデー死去」のニューステロップが流れる。ハリデーは、“オアシス”を開発し運営する、世界的億万長者で、ゲーム業界のカリスマ的存在だ。テロップに続いて、ハリデーの遺書ともいえるビデオメッセージが現れ、“オアシス”内に隠したイースターエッグを一番先に見つけたものに、遺産のすべてをゆずることが宣言された―

「オアシス」というネットワーク上のVRを舞台にした壮大な「宝探し」を描いていた本作。古今東西の様々なゲーム、アニメ、小説、映画のオマージュともいうべきシーンも多く含まれており、海外のギーク(オタク)たちの心を掴んだというのも納得です。

米映画大手のワーナー・ブラザーズ社が映画化することは決定していましたが、今回、監督にスティーブン・スピルバーグ氏が選ばれたことが明らかになりました。スピルバーグ氏がワーナー・ブラザーズの映画で監督を務めるのは『AI』(2001)以来14年ぶりです。小説中には、スピルバーグ氏が監督を務めた『インディ・ジョーンズ』シリーズなどへの言及も含まれています。

スピルバーグ氏の手によってどのような映画になるのか、そしてVRをテーマにしているだけにOculus RiftなどのVRヘッドマウントディスプレイを絡めた展開にも期待したい作品です。

なお、本作品は邦訳されており、上下巻を書籍版とKindle版で購入可能です。

>(すんくぼ)

(参考)
Ready Player One 公式(英語)
http://readyplayerone.com/

Steven Spielberg To Direct Sci-Fi Cult Favorite ‘Ready Player One'; Back At Warner Bros -DEADLINE(英語)
http://deadline.com/2015/03/ready-player-one-movie-steven-spielberg-ernest-cline-warner-bros-1201398299/