半導体メーカーのクアルコムは、中国のテンセントと協力して、モバイル向けのVR/ARシステムの研究開発に重点を置いた「イノベーションセンター」を中国に開設することを発表しました。
ゴールドマンサックスは2025年に中国のVR市場が600億ドルになると見込むなど、中国は有望なVR市場の1つとして急速に成長しています。また日経アジアの調査によると、テンセントのVRへの投資はブローカーを誘致し、香港証券取引所の株式を2016年9月に最高値まで引き上げたとのこと。
テンセント・インタラクティブエンターテインメントR&DゼネラルマネージャーであるZhiming Nie氏は、イノベーションセンターが優れたゲーム体験や中国の消費者の高い要求を満たすサービスを開発する助けとなると語りました。
クアルコム中国の事業開発担当副社長であるエイドリアン・オング氏は、テンセントとのパートナーシップとクアルコムのSnapdragon 800シリーズチップは、スマートフォンとタブレットのVR・ARの質引き続き向上させると述べています。
クアルコムはSnapdragon 820チップを搭載した一体型ヘッドセット「VR820」を2016年初頭に投入しました。
(参考)
Qualcomm Is Launching a Chinese VR ‘Innovation Center’
http://vrscout.com/news/qualcomm-and-tencent-launching-a-virtual-reality-innovation-center/
※Mogura VR は、VR Scoutとパートナーシップを結んでいます。