いよいよ発売されたPlayStation VR(以下PSVR)。今回はPSVRで映像コンテンツを見たい、興味がある!という方に向けて、PSVRの1機能であるシネマティックモードとは何かについてまとめました。
PSVR シネマティックモードとは
シネマティックモードとは、VR空間内の約2.5メートル先にスクリーンが現れ、まるで映画館のように、VR空間内の映像を2Dで見ることができるモードのことです。PSVRのゲームをプレイするだけではなく、映画などのVR映像を楽しむことができます。
画面サイズは3段階あり、(小)117インチ相当、視野角54度、横259cm 縦145cm、(中)163インチ相当、視野角71.5度、横360cm 縦202cm、(大)226インチ相当、視野角90度、横499cm 縦280cmでVR映像を見ることができます。
また、2Dコンテンツの解像度は、最大960 x 1080であり、シネマティックモードでの画面解像度は、画面サイズおよび表示されているコンテンツの解像度によります。
画面サイズの変更方法は、以下の通りです。
1、DUALSHOCKコントローラーのPSボタンを長押してクイックメニューを表示します。
2、クイックメニュー の PlayStation VRを設定する を選択します。
4、小 中 大 から好きなサイズを選択して〇ボタンで決定し、変更完了です。
どのくらいのサイズ感で映像が楽しめるのか
※縦2.7m*横3.6m(高さ2.5m)の6帖の部屋(9.72㎡*6)と仮定
6帖の部屋にテレビを置いた場合で例えると、(小)であれば縦の壁いっぱい、(中)であれば横の壁いっぱいの大きさのテレビが置かれた状態となります。(大)であれば部屋からはみ出してしまい、置けないほどのサイズです。VR空間内では視界いっぱいに画面が表示されますので迫力ある映像を楽しむことができます。
VR空間内での見え方はどうなっているのか
PSVRを被り、シネマティックモードにしたとき、画面サイズだけではなく、見え方もサイズにより異なります。
(小)の場合、頭をどの方向に動かしても画面がついてくるので、どのような姿勢でも正しい向きと角度でゲームのプレイや動画の視聴をすることができます。
(中)(大)では、画面はついてくることなく固定されます。(大)の場合、端から端を見渡すためには頭を動かさなければならないほどの画面サイズなので、映画館で映画鑑賞するような臨場感を味わうことができます。
PSVRのシネマティックモードで視聴できる動画コンテンツ
PSVRで見ることができるコンテンツはPS4で見ることができるメディアならば、すべて見ることができます!例えば、以下のようなものがあります。
・DVDやBlu-rayディスクの再生
- 動画配信サービス
- PlayStation™Video(各コンテンツ購入の必要あり)
- Netflix(初回1ヵ月無料体験・月額650円[SD] 950円[HD] 1450円[4K])
- Hulu(月額933円)
- Amazonビデオ(プライム会員限定)
- アニマックス PLUS(期間限定で無料2016年3月31日までを予定)
- YouTube(無料)
- NBA(NBA LEAGUE PASSの購入(有料)が必要)
- MLB.TV(MLB.com の会員登録とMLB.TVサービスの購入(有料)が必要)
- DMM.com(DMM.com IDでログインするだけで購入済みの動画がすぐに視聴)
・HDDレコーダー「nasne」とアプリの「torne」で録画した地デジ、BS、110度CSのテレビ放送
・PS4の「メディアプレーヤー」機能から、USBストレージ機器に保存した音楽、映像、画像(全天球カメラなどで撮影された360度動画や360度動画も視聴可能)
・PS4でプレイできるゲーム
映画館で見たかった昔の映画や、NBAではダンクシュートや、ゴール下でぶつかり合う選手たちの迫力あるシーンなども大画面で楽しむことができます。
3Dコンテンツを3Dで見ることはできませんので、3Dコンテンツをシネマティックモードで2Dで見る場合は、PSVRのプロセッサーユニットを3D対応TVに接続する必要があります。3D非対応TVと接続した場合や、TVを接続しない場合は、3Dコンテンツを表示できませんのでご注意ください。
また、PSVRシステム専用のVRメディアアプリケーションも準備中とのこと。