ソニー、PS4向けヘッドマウントディスプレイ「Project Morpheus」の製品版プロトタイプを発表。発売は2016年上半期

米時間3月3日15時、SCEがプレス向けイベントで、PS4向けVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Project Morpheus」の製品版プロトタイプを発表しました。合わせて性能、発売時期についての詳細も明らかになりました。昨年のGDCで発表された開発版のスペックから性能を向上し、2016年上半期の発売を予定しています。

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1年間大きなニュースがなかった「Project Morpheus」。
SCEワールドワイドスタジオ・プレジデントの吉田修平氏が行ったプレゼンテーションの様子とともに紹介します。

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吉田氏は、VRがゲームの歴史における2Dから3Dへの進化と同じインパクトとをもたらすと述べました。「Project Morpheus」の製品版を設計するにあたり、これまでの1年間に開催された各種イベントでの体験会を通して得られたフィードバックを反映させています。

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ディスプレイは残像の少ない5.7インチの有機ELを採用、解像度はRGBごとに1920×1080となっています。視野の広さを現す視野角は100度。描画速度を現すリフレッシュレートは120Hzとこれまで発表された他のVRHMDの最高値90Hzを大幅に上回り、吉田氏は「かつてない体験になっている」と述べました。また描画の遅延を現すレイテンシーは18ms以下と、体験の快適さを実現するために低遅延を徹底したとのことです。

th_DSC_0747解像度は1920×RGB×1080
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リフレッシュレートは120Hz
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レイテンシーは18ms以下
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5.7インチスクリーンを採用し、視野角は100度

位置をトラッキング(認識)するためのLEDセンサーが9つ内蔵され、ユーザーの位置はPlaystation4のアクセサリーであるPlaystation Cameraで認識されます。コントローラーであるデュアルショック4とPlaystaion Moveが対応し、いずれもカメラによって位置が認識されます。

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9つのトラッキング用LED

快適性の追求は描画だけでなく、ワンタッチでの装着など、使用時の装着面での快適さも追求しており、長時間の使用にも期待できます。

今回発表された新たなProject Morpheus向けには4つのデモが用意されており、これまで以上の没入感が期待されます。

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Playstation Moveを使って引き出しから銃を取り出して敵を倒す「London Heist」

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新たに海中を楽しめるようになった「The Deep」

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ロボットのようなキャラクターが登場する「Bedroom Robots」

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Dualshock4をVR内に表示して、音楽や動画を再生できる「Magic controller」

GDC以降のイベントでは、製品版とともにリリースされるタイトルの情報が明らかになる可能性が高いとされいます。世界的なビッグタイトルを多く抱えるPS4でどういったタイトルがVRが向けに登場するのか、引き続き目が離せない展開が続きそうです。

Written by すんくぼ


参考

「プレイステーション 4」の世界をさらに拡げるバーチャルリアリティシステム「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」 新型試作機を開発
~120fpsの滑らかな映像表現などで臨場感を一層向上させながら、2016年上半期の発売に向け開発を継続~-SCE公式
http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20150304_project_morpheus.html

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