「Planetaria」は、@_Nokir (Kenji Shimatani)氏の映像作品。映像と音楽が完全に同期した空間内で、波紋や気泡をモチーフとした幾何学模様が視聴者に迫ります。水面の反射によってシンメトリーに展開する様子が美しい。2Dの手触りがあるモーショングラフィックを3D、VRで表現しています。
VR映像では、踏切や電車、窓や電線といった要素がシンプルに表現されています。この洗練された要素1つ1つが、私達が本能的に感じる星や駅、街並みなどの美しさを想起させるため、とても印象深い作品です。
通常VR制作というと、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンが使用されます。しかし、今回使用されたのはミュージックビデオ制作等で活躍する3DCGソフトウェアのCINEMA4D。同氏は、このソフトウェアのVR制作ワークフローを確立。その方法の詳細を自身のサイトで公開しています。これからVRに手を出そうとしているCINEMA4Dユーザーの方には、参考になる内容です。CINEMA4Dを使用したVR映像に挑戦してみてはいかがでしょうか。
<参考>
Kenji Shimatani氏のポートフォリオサイト
http://chronography.me/
“Planetaria”Special Website
http://plntra.tumblr.com/