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活用事例 2017.12.22

8K広視野角VRデバイスのPimax、1500万ドル調達完了

中国メディアYiVianによると、広視野角・高解像度ヘッドセット「Pimax 8K」で知られる上海のVRヘッドセットメーカーPimaxは、シリーズAで約1,500万ドル(約17億円)を調達しました。

クラウドファンディングではオキュラス越え

Pimaxは上海に本社をおく、VRヘッドセット開発のスタートアップ企業です。同社は資金調達前にクラウドファンディングを実施し、目標金額20万ドルの20倍を超える400万ドルを集めました。これはOculus Riftが2014年に達成した金額を上回る結果となります。
そして今回、シリーズAの資金調達では中国の有名投資会社であるO-FilmやTianma Bearing (TMB)などにから1,500万ドルを調達しました。

5K・8Kの高解像度

Pimaxが開発するVRヘッドセットは5K、8Kレベルの高画質映像を表示可能で、さらに200度という広視野角を実現しています。また、Steam VRコンテンツに対応し、現在までに5K、8K映像に対応した3モデルが発表されています。Pimaxの「5K」および「8K」VRヘッドセットは、2018年1月からまだ初期のクラウドファンディングの支援者に対してリリースされる予定です。

Oculus超えへの期待

Oculusは2013年にシリーズAを1,600万ドル、その年後半に7,500万ドルのシリーズBを調達し、2014年にはフェイスブックに20億ドルで買収されました。現状ではクラウドファンディングではOculus超え、シリーズAではOculusより100万ドル下というペースで成長しているPimaxが、今後どのような成長を遂げていくのか、目が離せません。

(Pimax公式ページ)
https://www.pimaxvr.com/en

(参考)
Pimax Completes $15M Series A Funding Round – Road to VR
https://www.roadtovr.com/pimax-completes-15m-series-funding-round/?platform=hootsuite

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