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活用事例 2017.11.06

8KのVRヘッドセットPimax 8K、最終的に5億円近く集める

中国のヘッドセットメーカーは、高画質、広視野角の映像を表示できるVRヘッドセット『Pimax 8K』を開発しています。同デバイスは9月からKickstarterでのクラウドファンディングを開始、11月4日に終了しました。

当初は目標金額20万ドル(約2,300万円)を目指していましたが、最終的には目標の20倍を超える金額を調達しました。合計で4,236,618ドル(約4億8,000万円)を達成、5,946人の支援者が参加しました。これはOculus Riftが2014年に達成した金額を上回る結果となります。

5K、8Kレベルの映像を表示可能

Pimaxが開発するVRヘッドセットは5K、8Kレベルの高画質映像を表示可能で、200度という広視野角を実現しています。ベースステーションとコントローラーはHTC Viveのものを流用することが可能です。また、SteamVRコンテンツに対応し、現在までに5K、8K映像に対応した3モデルが発表されています。

複数の周辺機器が付属

Pimaxは同デバイスで使用できる様々な周辺機器を発表しています。現在までにワイヤレストランスミッター、メガネフレーム、香りを発生するデバイス、ヘッドセット単体で位置トラッキングが可能になるトラッキング用モジュール、アイトラッキング用モジュール、冷却用ファン、オーディオ内蔵ヘッドストラップを発表しています。これらのデバイスは磁石や、簡単なドライバー操作によってヘッドセットに装着して使用できます。

『Pimax 5K』を含む同社のデバイスの支援者には、フェイスクッション、オーディオ内蔵ストラップ、メガネフレーム、冷却用ファン、アイトラッキング用モジュールが付属するとのことです。また、有料のワイヤレストランスミッター用のクーポン100ドル分が支援者特典として追加されます。

専用コントローラーも登場

また、Pimaxは400万ドルのストレッチゴールを達成したことにより、同デバイスで使用できる2種類のコントローラーを発表しています。

トラックパッドを搭載したモデルと、スティック操作型のモデルが登場しており、これらのコントローラーはHTC Viveに採用されているLighthouse技術を使用しています。そのため、HTC Viveのベースステーションを流用して使用することができます。コントローラーの価格やスペックについては現在のところ未公表となっています。

PimaxのVRヘッドセット3モデルのうち5Kモデル、8Kモデルは2018年1月の出荷を、8K Xモデルは2018年5月の出荷を予定しています。

(参考)
Road to VR / Pimax Ends VR Headset Kickstarter With Over $4.2M and a Truly Massive Job Ahead(英語)
https://www.roadtovr.com/pimax-ends-vr-headset-kickstarter-4-2m-truly-massive-job-ahead/

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