11月13日にパリで起きたパリ同時多発テロは市内の数カ所で連続して銃撃や爆発が起き、約130名の死者を出る事態となりました。各事件現場には数多くの人々が訪れ追悼の花束などが捧げられています。
事件から1週間が経過した11月20日、VRを活用したジャーナリズムに取り組むアメリカのニューヨークタイムズ紙は、パリの事件現場での追悼の様子を収めた360度ドキュメンタリー映像『Vigils in Paris』を公開しました。
事件が起きた共和国広場通り、カリリオン・レストラン、バタクラン劇場、プチ・カンボージュの4箇所で昼夜撮影され、事件現場で追悼する人々の様子を収めたものです。
市民の「あの日、友人とバタクランに行く予定だったが、自分は遅刻した。そのせいで自分だけ助かった」というような声も収められています。全編英語なのが残念ですが、言葉は分からずとも、現場の雰囲気が伝わる体験になりますので、ぜひ試してみてください。事件から1週間、パリの人々がどのような想いで現場を訪れているのか、その場にいるように伝わってきます。
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は、360度撮影したドキュメンタリー(VRドキュメンタリー)の配信を行っています。
このドキュメンタリー映像はYoutubeで見ることができるほか、スマホアプリ「NYTVR」(iOS版、Android版)にて閲覧可能です。スマホ単体でスマホを動かして見回すこともできるほか、Google Cardboard、ハコスコタタミ二眼などのVRデバイスで体験することもできます。
※Youtubeでの閲覧時、ブラウザの場合はマウスポインターのドラッグで、スマホの場合はスマホを動かすことで、360度を見回すことができます。Androidのスマートフォンの場合は、さらにVRモードでの視聴も可能です。