デバイスもソフトも全てがオープンソースなVRHMD「OSVR」6月より出荷開始

Oculus Riftなど様々なVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)が登場しています。そうした中で、オープンソースが売りのVRHMD「OSVR」の開発者版が6月に出荷されることが明らかになりました。

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ハードウェア(VRHMD)も、開発用のソフトウェアも全て誰もが手を加えることのできるオープンソースにしてしまおうという試みがこの「OSVR」です。ゲーミングPC・周辺機器メーカーのRazerが中心になって、取り組みを進めています。

VRゲームに焦点を当てており、様々な周辺機器やデバイスで、VRゲームを体験できるようにすることを目的としています。そのため、OSVRは、今後新たにVRHMDや周辺機器が登場してもOSVR経由でプラグインを導入するだけで簡単に新たな機器に対応できるVRゲーム開発のプラットフォームになることを目指しています。

出荷されるHDK(ハッカー・デベロップメント・キット)の性能は、Oculus Rift DK2よりもやや劣る程度です。画面の解像度は1920×1080のフルHD、視野の広さを表す視野角は100度とDK2と同程度。映像の滑らかさを表すフレームレートは60fpsとDK2の75fpsと比べるやや劣ります。

しかし、このOSVRは性能だけで、その良し悪しを決めることができません。なぜなら、ハードウェアの全ての3Dデータが公開され、開発者がパーツを入れ替えるなどの改造も自由に行うことができるからです。

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ハードウェアの設計図は、OSVRの公式サイトから誰でも無料でダウンロードすることができます。

Razerの公式サイトで明らかになっている販売価格は199.99ドル。6月に出荷を開始します。Unity5やUnrealEngine4といったゲーム開発ツールやOculus RiftなどのVRHMDのほか、LEAP Motionなどの周辺機器に対応したプラグインなども次々と開発されています。

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Razerの公式サイトに出現したOSVR。

オープンソースにとことんこだわった「OSVR」。どんな改造VRHMDが登場するのか楽しみです。

Written by 久保田瞬(すんくぼ)


(参考)
Razer公式サイト(英語)
http://www.razerzone.com/osvr

OSVR公式サイト(英語)
http://www.osvr.com/