東京交響楽団と株式会社パートナーズは、日本のプロオーケストラによるクラシック音楽の演奏を360度動画で鑑賞できるVRアプリを制作しました。体験者は、VRゴーグルを装着し、指揮者の視点を含む5つの視点から演奏を鑑賞できます。
このVRアプリは、福祉施設のワークショップにおいて、コンサート会場へ足を運べない人へ、オーケストラやコンサートホールの空間を体験してもらうことを目的として制作されたとのことです。
VRアプリの体験者は、演奏中に曲が途切れることなく5カ所を自由に行き来することが可能です。またコンテンツ内には、別のカメラが一切映り込まない工夫もされているとのことです。VRアプリには、1分半～6分程度の2曲のクラシック音楽が収録されています。
本アプリは一般向けの配信アプリではありませんが、コンサート会場での体験が可能です。2018年3月7日(水)、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催する「ファンタスティック・オーケストラ～みんなで集えるコンサート～」のホール内ロビーで体験ができます。（体験はチケット購入者のみ）
今回の取り組みは、文化庁委託事業「平成29年度戦略的芸術文化創造推進事業」、「フランチャイズ・オーケストラを中心とした市民のクオリティ・オブ・ライフの調査と向上のための事業」の一環として行われています。
