いつつける?異性の気持ちをVR体験 コンドームメーカーのオカモトがムービーを制作

コンドーム国内シェアNo.1を誇るオカモト株式会社は、2015年12月に、日本の性感染症や望まぬ妊娠を予防するために、LOVERS研究所を設立しました。この研究所では、最先端テクノロジーでコンドームを携帯する企画『PROJECT#02 ゼロワンベルト』や高いクオリティで恐竜の交尾を再現したCMなど、様々な試みを行なっています。

第5弾となる『異性の気持ちを味わえる男女の本音 VRムービー』では、ユニークな方法で撮影を行ないました。動画はこちらのサイトで公開されます。

『異性の気持ちを味わえる男女の本音 360度動画』は、正面から左右90°を境に、男女の視点を自由に行き来できます。※PCブラウザには対応していません。

ストーリーは、『同じ会社に勤め、互いに気になる存在だった二人。いつしか恋人として付き合うようになり、会社の飲み会の帰り道に彼の家にいくことに。二人の仲が深まる期待と不安な気持ちが交錯する…。』というもの。恋愛やコンドームに対する両者の心の葛藤をのぞき見ることができるコンテンツです。

制作舞台裏

VR撮影方法は未だ黎明期にあり、撮影方法には多くの可能性が残っている分野です。同360度動画は、男女の気持ちを視聴者が自由に入れ替える事ができる仕様となっていますが、どのように制作されたのでしょうか。

自然な主観になるように、キャストはコルセットにカメラをつけています。ジンバル(手ブレを抑えるためにカメラに取り付ける機器)手持ち撮影方法やヘルメットにカメラ装着等の方法を模索しましたが、このコルセットを使った方法に到達したとのこと。GoProをコルセットに取り付けるための独自のリグ(カメラにつける拡張パーツ)も開発しています。

男女の視点で2度撮影しています。視点が切り替わる仕組みでは、すべてのシーンでタイムラインが同一である事が必要です。キャスト同士の芝居のタイミングを完全にシンクロさせるために、双方のセリフをプレイバックしながら収録を行っています。

映像監督を務めた吉野耕平氏によると、『同じ時間・同じ場所で起こっている物事に対して、男女それぞれが内面では全く違うことを考えているという面白さを楽しめるように、実際に男性の心は男性が、女性の心は女性の脚本家がそれぞれ別々に書き、最後に擦り合わせています。細かな工夫が色々なところに織り込まれていますので、是非、男性女性それぞれの視点で、さらに途中で切り替えながら、何度も楽しんでいただければと思います。』と語ります。

1人視点でドラマを追うVR作品は既にありますが、1つの物語に2人それぞれの視点から同時に切り替えて楽しめる作品はが無いため、何も無いところから模索したとのこと。セリフや動作を全く同じタイミングにして男性目線版・女性目線版をそれぞれ撮る事は、非常に難易度が高いものだったと言います。一体どんな映像に仕上がったのか、動画を実際に体験してみてください。

この記事を書いた人

  • 先端技術好きなデザイナー。VRでは、MVコンセプトアート制作や360度カメラを使用した企画に関わる。多摩美術大中退、CI開発から書籍装丁等の様々なデザイン業務に従事。 THETA LOVERだゾ。

    Twitter:@sayamecci

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