Oculus Rift製品版のソフトをCドライブ以外に保存するための設定変更方法

3月28日よりついに、製品版のOculus Riftの発送が開始されました。ストアにはローンチタイトルが並び、VR元年の開幕を彩っています。しかし現在、ストアからダウンロードするソフトはCドライブにしか保存ができません。向こう数週間のうちに、Oculus社は公式に修正を行うとのことです。

しかし、それまで待てないという人向けに、応急処置的な解決方法がOculus公式サイト内のフォーラムで、Oculusスタッフにより公開されています。(英語の原文はこちら

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

以下では原文を参照しつつ、スクリーンショット付きで手順を解説していきます。

はじめに

なお、今回紹介している方法は、公式にサポートされた方法ではないため、自己責任での変更となります。数週間後に行われるであろう公式アップデートが適用できなかったり、Oculus Setupのアンインストール、修正などの機能が一部不完全になる可能性があります。

また、Cドライブ内のフォルダに変わる保存用のドライブは、以下の条件を満たしている必要があります。
・NTFSファイルシステムである
・ネットワークドライブではない
・外付けハードディスクなど、取り外し可能なドライブではない
・ドライブの頭文字(CドライブC、など)をいかなる理由があろうと変更しない
・1.2GB以上の空きスペース+ダウンロードコンテンツ用の空きスペースがある

以上を承知した上で、以下のステップに進んでください。

コマンドプロンプトの起動

1.コマンドプロンプトを、管理者として実行してください。

〇Windows 7の場合
スタート→全てのプログラム→アクセサリ→コマンドプロンプトを右クリック→管理者として実行など

〇Windows 8の場合
WindowsキーとXキーを同時に押す→コマンドプロンプト(管理者)をクリックなど

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

コマンドプロンプトの起動方法はいくつもあるので、上記の方法で上手くいかないときは、検索してみてください。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

このようなウィンドウが起動します。

Oculus関連のフォルダを全て、任意の場所へコピーする

2.既に起動しているOculus VRランタイムサービスを終了させます。

コマンドプロンプトが点滅をして入力を待っているので、「>」の右側に「net stop OVRService」と入力してください。スペースは半角です。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

入力が終わったらEnterキーを押します。サービスが正常に停止されたら成功です。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

3.今あるOculus関連のフォルダを全て、以後自分が使用したい場所へコピーします。

ここではEドライブに「Oculus」というフォルダを作成し、今後はそこにソフトをインストールしたい場合のコード例を示します。単に右クリックでコピー&ペーストするのではなく、コマンドプロンプトを使用して入力してください。

まずコマンドプロンプト

「xcopy “C:\Program Files (x86)\Oculus” “E:\Oculus\” /O /X /E /H /K」

と入力してください。コードは「xcopy 元の場所 移したい場所 オプション」という構成になっているので、“E:\Oculus\”の部分は自分の好きな場所のパスを指定してください。

また、ここでは見やすさのために、スペースを全角にして記述していますが、コマンドプロンプトには半角スペースで入力してください。またバックスラッシュ(/の反対向きの記号)は、対応するキーを押すと¥(円マーク)になってしまいますが、それで構いません。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ(注:筆者のパソコンにはCドライブしかなかったため、Cドライブの「Oculus」というフォルダからCドライブ内の別のフォルダ(OculusTest)への移動をしている画像となっています。)

コード末尾に記述している/Oや/Hなどはxcopyコマンドのオプションであり、それぞれが「ファイルの所有権やアクセス権限もそのままコピーする」、「隠しファイルやシステムファイルも全てコピーする」などの意味を持っています。これを書き忘れると上手くいかないので注意。

Enterを押すと、ファイルが次々にコピーされます。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

自分が使いたいフォルダへ、シンボリックリンクを作成

①まず、元々Program Files (x86)の中に入っていた「Oculus」というフォルダを削除します。(右クリック→削除でOK)
Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

②次にコマンドプロンプトに

「mklink /d ”C:\Program Files (x86)\Oculus” ”E:\Oculus”」

と入力してください。”E:\Oculus”の部分は各自、先ほど一式をコピーしたフォルダのパスを記述してください。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

Enterを押すと、元のフォルダから新しいフォルダへ、シンボリックリンクが作成されます。

4.最後に「net start OVRService」と入力してEnterを押せば完了です。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ

「サービスを開始します」という文字とともに、Oculus Homeが再び起動します。

以上の操作により、今後ストアからダウンロードされるものは全て、自分で指定した場所へ格納されます。

Oculus Rift ソフト保存Cドライブ(注:筆者はProgram Files (x86)内の「Oculus」フォルダから、Program Files内の「OculusTest」というフォルダに変更をしています。)

(参考)
Guide: Installation of Oculus Software to Non-System Drives – Oculus Forums
https://forums.oculus.com/community/discussion/32272/guide-installation-of-oculus-software-to-non-system-drives

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この記事を書いた人

  • 1tQ5TzRU

    工学専攻の大学生。好きな科目は国語。趣味は歌などの創作でボーカロイドも使います。SAOのような物語が引き起こす、自他の文脈や人と世界の関係の集積へダイブすることを切望して止みません。将来もVRの傍に立っていたいと思います。

    Twitter:@yunoLv3

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    http://www.moguravr.com/writers/