100ドルPCの設計者、Valveのフロントウーマンら、Oculus VRに合流

Oculus Riftの開発を進めるOculus VR社には、伝説的なプログラマー、ジョン・カーマックを始め、ゲーム業界、テクノロジー分野の人材が集まってきています。

4月27日、Oculus VR社は、新たに2名のキーパーソンが同社に加わったことを公式ブログで明らかにしました。

1人目は、ディスプレイ開発のイノベーター、Mary Lou Jepsen氏。同氏は、貧しい子どもたちに100ドルのノートPCを提供する「One Laptop Per Child」プロジェクトでノートPCを設計、後にグーグル社でGoogleGlassや自動運転カーなど数々の先端プロジェクトを有する「Moonshot」と呼ばれるチームでディスプレイのチームを率いていました。

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Oculusでは、ディスプレイ部門に携わることになりますが、以下の様なコメントを残しており、VRの普及を推し進めるための安価で高性能なVRディスプレイの開発に従事するものと思われます。

VRはこれまで、金持ちの人々のためのニッチなものでした。「One Laptop Per Child」は、”最も貧しい子どもたちの元にPCを”というビジョンを掲げていました。同様に、VRもまた、男女の別、大人子どもの違い、貧富に関係なく広がるプラットフォームになる技術だと考えています。-Mary Lou Jepsen

2人目は、ゲームメーカーでもあり、PCゲームのプラットフォームSteamを運営するValve社から移籍したAnna Sweetです。彼女は、Steamのハードウェアやソフトウェアのプログラムを率いていた経験をかわれ、Oculus社の新たな開発戦略部門の責任者に就任しました。開発者への報酬の仕組みを作るためのエコシステムの設計に従事することになります。Oculus Rift向けのVRコンテンツを開発する開発者へのマネタイズの仕組みを整えていくことになりそうです。

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Mary氏は以下の様なコメントをしています。

VRヘッドセットを初めて体験した時、”これが私が次の仕事のテーマ”にしたいものだと感じました、その感覚は、かつて私が子供だった時に両親がPCを買ってくれたときに感じたものと同じです。VRが私達の生活に与える影響は計り知れず、Oculusのチームでこれからの未来の技術を形作るであろうVRのプラットフォームとエクスペリエンスを構築することが楽しみで仕方ありません。業界の枠を越えて、パートナーや開発者の皆さんをサポートしていきたいと考えています。-Anna Sweet


(参考)
Oculus VR公式ブログ
https://www.oculus.com/blog/render-the-metaverse-mary-lou-jepsen-anna-sweet-and-international-commerce/

この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    株式会社Mogura代表取締役社長。慶應義塾大卒。元ネトゲ廃人。中央省庁勤務後、ベンチャー企業を経て「Mogura VR」編集長。VRジャーナリスト。国内外を駆け回って情報収集中。VRのことならいくらでも語れます。

    Twitter:@tyranusii

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