アップルは、先週、新たなPCシリーズiMacの新型及びiMac ProがPC向けのVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)のHTC Viveに対応することを発表しました。
一方でOculus社からは、macOS対応に関する発表は行われていません。
中断されたMacOS対応
アップルのmacOSがHTC Viveを動かしている「SteamVR」システムに対応すると発表されたあと、同じPC向けのVRHMDであるOculus RiftのmacOS対応にも注目したいところです。
Oculus Riftの開発者向けキットDK1やDK2は以前はmacOSに対応していました。
しかし、2015年半ばにWindowsへの対応に集中するため、macOSの対応を中断しました。
当時はRiftの要求スペックをMacのいずれの機種も満たしておらず、また、Windowsの方がプラットフォームとしても規模が大きかったということもmacOSへの対応が見送られてきました。
macOS対応はまだ先か
サポート中断から2年が経ち、先週HTC ViveがmacOSに対応すると発表されました。
VR専門メディアRoad To VRによると、Oculus社からは「より多くの人にPCクオリティのVRを届けるように努力しておりますが、macOS対応に関するニュースは今のところ特にありません」とコメントがありました。
2016年にOculus創業者のパルマー・ラッキー氏は「アップルがOculus Riftのスペックにも合うようなPCを発表したとき、macOSにも対応するでしょう」と語っています。
Oculus RiftのmacOS対応の可能性はありますが、今のところそれが“いつ”になるかは分かりません。今後のOculus社の動きに注目です。
(参考)
Oculus Mum on Rift Support for MacOS in the Wake of Apple’s VR Announcements
http://www.roadtovr.com/oculus-mum-rift-support-macos-wake-apples-vr-announcements/ (英語)
MoguraVRはRoad To VRとパートナーシップを結んでいます。