Oculus Riftの開発を進めるOculus VR社は11日10時(日本時間12日2時)からプレス向けのイベント「Step into the Rift」を開催しました。
2016年第一四半期に出荷される製品版「Rift」のお披露目となりました。注目が集まっていた形状のほか、入力機器や開発中のタイトルについての発表が行われました。その内容を紹介します。
また、OculusVR社の公式サイトにRiftの情報が掲載されています。
本記事では製品版「Rift」の入力機器についての発表を取り上げます。
今回最も注目が集まっていたのが、VRを体験するための入力機器です。
シューティングゲームやアドベンチャーゲームなど、従来のゲームにあるようなゲームをプレイする際にはゲームパッドを使用します。Oculus VR社はMicrosoft社とパートナーシップを結び、Xbox OneコントローラーがRiftに付属されます。
Xbox Oneからストリーミング配信したゲームをVRシアターでプレイすることも可能に
また、より現実に近い形の入力を可能にするコントローラーとして専用の「Oculus Touch」を発表しました。
手、指の位置をトラッキングするだけでなく、VR空間内の物体を持ち上げたりといった細かな操作も可能。重みを感じたり、コミュニケーションに使われるジェスチャーも認識します。
また、アナログスティック、トリガー、ボタンも付属し、従来のゲームパッドの機能も併せ持っています。
Oculus Touchを紹介するOculus VR社の創業者パルマー・ラッキー氏
来週ロサンゼルスで開催されるE3では、この「Oculus Touch」を体験できる「Toybox」と呼ばれるデモを体験できます。
VRヘッドマウントディスプレイの入力に関しては、ソニーのProject MorpheusではDUALSHOCK4とPS Moveが対応を発表、ValveのHTC viveに関しては専用のSteam VR Controllerが発表されています。RiftのOculus Touchがどれほどの使用感なのか注目したいところです。
今回のイベントでのOculus VR社の他の発表はこちら。