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活用事例 2017.03.24

採用から知る企業動向 Oculusのリサーチ部門、視覚科学や生理光学の研究者を募集

企業の採用情報からは、各企業が将来的に何に取り組もうとしているのか、間接的に知ることができます。

PC向けのVRヘッドマウントディスプレイを開発しているOculusは、新たに視覚科学や知覚心理学の基礎科学・応用研究を担う研究者を募集を始めました。

ディスプレイや知覚心理の研究を強化

今回掲載された求人情報では、視覚科学や生理光学に関する研究者を募集しています。視覚科学、ディスプレイ、知覚心理学の未解決の問題、また最先端のVR/ARを開拓する科学的課題に取り組んでいく、とされています。

求められる業務としては、基礎研究から製品の方向性にも関わる研究に携わることが挙げられており、学術研究機関との共同研究も行われているところ。採用者は、ワシントン州・レドモンドのOculus Research知覚科学チームでポスドクとして働くことになります。

VRだけでなくARを視野に入れ始めたOculus

Oculusは、ハードウェアの開発や流通、マーケティングを始め、プラットフォームなど様々な職種を積極的に募集しています。

Oculusの親会社であるFacebookは、開発者会議などでもVRと合わせてARに言及しています。現在、同社が発売しているのはVRヘッドマウントディスプレイのみですが、今回の研究職などに見られるようにARの研究開発も、視野に入れ、機械工学だけでなく広範な分野で行おうとしています。

具体的な製品に結びつくのかは不明ですが、どのような形でこうした研究成果が表れるのか、注目したいところです。

(参考)
Oculus / Postdoctoral Research Scientist, Vision Science and Physiological Optics(英語)
https://www3.oculus.com/en-us/careers/a0I1200000JXudwEAD/


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