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Meta Quest 2020.02.05

【Oculus Quest】ハンドトラッキングが自動起動可能に

2020年2月3日、Oculusは一体型VRヘッドセットOculus Quest(オキュラス クエスト)の新ソフトウェア・アップデートを発表。ハンドトラッキングを自動的に起動する機能を含む、複数の新要素導入を告知しました。アップデートは今週(=2月第2週)中に配信される予定です。

Oculus Questのハンドトラッキングは、2019年12月にテスト機能として実装されました。同機能を使用することで、ハンドコントローラーを使用しなくてもQuestの各種操作を行うことができます(現時点ではホーム画面と一部アプリ限定)。

スイッチ操作不要に

発表によれば、新ソフトウェア・アップデート(バージョン13)では、ハンドコントローラーを地面などに置き、手をカメラの範囲内に入れることで、自動的にハンドトラッキングが起動することを可能にするオプションが実装されるとのこと。

これまでのQuestでは、ハンドトラッキングの起動のためにメニュー欄に存在する切り替えスイッチを(コントローラーで)選択する必要がありました。今回のアップデートによって、同機能を起動するまでの手間が大幅に改善されます。米メディアVRScoutは“自動起動”の使用例として、VRゲームのプレイ後コントローラーを置き、そのままYouTubeを視聴するといった流れを例示しています。

その他の追加要素

今回のアップデートでは、このほかにも、ハンドトラッキングからコントローラーへの切り替え時に、パススルーでハンドコントローラーを探せるようになる機能や、ハンドトラッキングに関する新しいチュートリアルが実装されます。

ゲームエンジン「Unity」に対応したリモートレンダリングサポートも導入され、デベロッパーが、ハンドトラッキングがアプリ上でどのように機能するかをPC上で容易に確認可能となります。ハンドトラッキング自体の安定性も改善されるとのこと。

「Oculus Events」関連の改善も、今回のアップデートで行われます。“パーティーシステム”に変更が加えられ、ライブイベントのページからフレンドと直接集まれるようになるほか、ゲスト側からも友人の招待が可能に。フレンドがどのようなイベントに興味を持っているかも確認できるようになります(過去のイベント出席履歴に基づく)。

(参考)VRScout

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